2012年10月2日火曜日

2012年6月までの記事

福島沖の魚介36種出荷停止 再開後押し、他は規制せず
中国新聞 '12/6/22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201206220179.html


ロケットニュース24 2012年6月4日
千葉県大原漁港に大量のイワシが打ち上げられる! 地元の人「港はイワシで一杯。すごい臭いがしてる」
http://rocketnews24.com/2012/06/04/218077/
写真URL
http://sociorocketnews.files.wordpress.com/2012/06/iwashi.jpg
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/06/02873461276396.html ]

中日スポーツ・東京中日スポーツ 2012年5月14日
千葉・検見川浜突堤でイワシ大漁 大回遊!! サビキ釣りで鈴なり
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/tkfishing/news/CK2012051402000134.html
写真URL
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/tkfishing/news/images/PK2012051402100027_size0.jpg
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/06/17389028736523.html ]

東京新聞 TOKYO WEB  2012年5月19日
イワシからセシウム 給食提供を取りやめ 横浜市教委
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120519/CK2012051902000093.html
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/06/29309821876256.html ]

東京新聞 TOKYO WEB  2012年5月24日
またイワシからセシウム 市内小学校の給食 使用を中止
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120524/CK2012052402000104.html
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/06/30947861217625.html ]

福島原発沖の魚、いぜん高濃度セシウムを検出
2012.05.30  ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120530/dms1205301219010-n1.htm

牛肉産地偽装容疑で元店長逮捕 「福島産売りにくくて」
 朝日新聞 - ‎   2012年5月28日13時39分
http://www.asahi.com/national/update/0528/OSK201205280053.html

福島、宮城牛を鹿児島産と偽装か 大阪府警、元店長を逮捕
47NEWS  2012/05/28 14:00   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052801001581.html


米国沖のマグロから微量セシウム 原発事故の影響と発表
西日本新聞 - ‎2012年5月29日 04:04
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/304813
セシウム:米のクロマグロから検出 福島沖から回遊か
毎日新聞 2012年05月29日 04時00分
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m040108000c.html
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/08743128735463.html ]


福島産の米なのに「長野産」 長野の卸業者、表示を偽装
朝日新聞 2012年5月22日21時33分
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY201205220254.html
[ http://hukusimagenpatujikosyokuhinnosenn.blogspot.jp/2012/05/69809431217638.html ]

福島・郡山産の豚肉からセシウム…出荷自粛
(2012年5月22日21時39分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120522-OYT1T01145.htm
[ http://dunab785fsiwn80b3hrq67kk.blogspot.jp/2012/05/78640943218732.html ]

千葉・成田産の茶からセシウム、出荷制限継続
(2012年5月18日19時44分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120518-OYT1T00942.htm

イワシからセシウム 給食提供を取りやめ 横浜市教委
東京新聞 TOKYO WEB  2012年5月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120519/CK2012051902000093.html?ref=rank
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/16745209347238.html ]

偽装コシヒカリ販売した疑い 新潟県警、大阪の業者逮捕
47NEWS  2012/05/17 21:11   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012051701001838.html

日刊スポーツ [2012年5月18日12時40分]
福島県産米を混入か 偽装米事件
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120518-952953.html
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/39874601287327.html ]


行政ファイル:タケノコなどに出荷停止措置 /栃木
毎日新聞 2012年05月08日 地方版
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120508ddlk09040228000c.html
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/05/13083489032187.html ]

ミカンからセシウム 保護者ら「給食使用中止を」(神奈川)
東京新聞 TOKYO WEB  2012年5月8日   
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012050890093547.html
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/05/94803781263162.html ]


県北3漁協 今季コウナゴ漁見送り【茨城】
東京新聞 TOKYO WEB  2012年5月3日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120503/CK2012050302000139.html

山菜やタケノコなど8点から基準値超えセシウム
(2012年5月2日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/0502/news7.html
[ http://kiuj87432werfcyukkg669br5eds.blogspot.jp/2012/05/58903183728349.html ]

タケノコなど5品目出荷停止 政府対策本部が県に指示 県内7市町に拡大
下野新聞 (5月2日)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120501/774512
[ http://hukusimagenpatujikosyokuhinnosenn.blogspot.jp/2012/05/50439218673426.html ]

6品目から基準値超 放射性物質 柏市民持ち込み検査(千葉)
東京新聞 TOKYO WEB  2012年4月28日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120428/CK2012042802000117.html
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/04/60950271276430.html ]

MSN産経ニュース / 2012年04月28日
福島産キュウリを岩手、山形産と表示販売 都が指導
(リンク切れ、代用)
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/04/msn.html ]
福島県産キュウリを産地偽装 都が仲卸業者に是正指示
朝日新聞 2012年4月28日1時17分
http://www.asahi.com/national/update/0428/TKY201204270716.html
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/04/89340931287325.html ]


県産シイタケで初の新基準値超え~福島県の原木使用(新潟)
新潟日報2012年4月26日
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/34685.html
[ http://wqzi906gurmi97352hueniz.blogspot.jp/2012/04/46738930941217.html ]

利根川のギンブナ 基準値超セシウム
東京新聞 TOKYO WEB 2012年4月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120426/CK2012042602000125.html
[ http://wqzi906gurmi97352hueniz.blogspot.jp/2012/04/46738930941217.html ]

5月



「日刊ゲンダイ」から全文引用
節電ピークシフト 経産省が本気で検討していた夏の高校野球 真昼の試合休止
2012年5月25日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136728

『日刊ゲンダイ』から全文引用富士山 危険スポットになってきた!2012年5月12日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136529

『日刊ゲンダイ』から全文引用
金環日食 過去にこれだけの大地震
2012年5月19日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136581

『J-CASTニュース』から全文引用
2030年の電気料金を経産省試算 原発ゼロだと最悪現在の2倍になる??
2012/5/20 10:05
(1)http://www.j-cast.com/2012/05/20131978.html
(2)http://www.j-cast.com/2012/05/20131978.html?p=2

『NEWSポストセブン』から全文引用
高給取りの都バスドライバーを支える「東電株マジック」とは
2012.05.14 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120514_107910.html

『NEWSポストセブン』から全文引用
富士山 「3年以内に噴火が起きる可能性かなり高い」と専門家
2012.05.20 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120520_109020.html

『NEWSポストセブン』
専門家が指摘 「富士山が噴火した9世紀と今は酷似している」
2012.02.03 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120203_84902.html

『NEWSポストセブン』
富士山直下の活断層 M7級地震起こし「山体崩壊」の可能性
2012.05.18 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120518_108764.html

『NEWSポストセブン』
富士山噴火で首都圏の携帯電話通話不可、飢饉に陥る恐れも
2012.02.04 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120204_85040.html
『NEWSポストセブン』
防災の専門家「富士山が噴火しないのがおかしい状況」と分析
2012.02.03 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120203_84875.html


日刊スポーツ [2012年5月18日12時40分]
福島県産米を混入か 偽装米事件
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120518-952953.html
※全文引用ブログ
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/39874601287327.html ]


電力不足を懸念、企業の節電が加速【福井】
中日新聞 CHUNICHI WEB  2012年5月9日
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20120509/CK2012050902000005.html
※全文引用ブログ
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/73098563121875.html ]

甲賀市、給食センターに放射線測定器配備【滋賀】
中日新聞 CHUNICHI WEB  2012年5月9日
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120509/CK2012050902000027.html
※全文引用ブログ
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/52094879412749.html ]

相馬市、福島で初の集団移転へ 
中日新聞 CHUNICHI WEB 2012年5月8日 11時34分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012050801001089.html
※全文引用ブログ
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/36809841273647.html ]


電気料金の怪
2012.05.08 15:30:21  : 夕刊ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/207148
[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/05/90450932187263.html ]
海で異変か…深海魚やクジラ類?続々漂着
(島根県隠岐の島町東部の黒島埼灯台付近の海岸)
(2012年5月6日10時47分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120506-OYT1T00153.htm?from=main6&from=yoltop
※全文引用ブログ
[ http://sawasugi381kinngo61590.blogspot.jp/2012/05/18605324750972.html ]

 

京都民報 2012年5月 2日
「消費税増税、原発再稼働、TPP参加やめさせよう」 京都統一メーデー
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2012/05/02/post_8686.php
※全文引用ブログ
[ http://kiuj87432werfcyukkg669br5eds.blogspot.jp/2012/05/57894094834172.html ]

夏の節電で「テレビ休止」論 放送界の反応は冷ややか
2012/4/30 09:32 (J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2012/04/30130577.html?p=1
http://www.j-cast.com/2012/04/30130577.html?p=2

東京湾岸 液状化の恐怖
日刊ゲンダイ 2012年4月27日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136377

避難生活者 孤立させるな 柏の市民団体、再建支援
東京新聞 TOKYO WEB  2012年4月29日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120429/CK2012042902000137.html
※全文引用ブログ
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/04/59043297841276.html ]

4月19日以前以下は、省略。




「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー2012年9月Canard Plus ♡ Tomos und Entelchens Blog

★全文転載

Canard Plus ♡ Tomos und Entelchens Blog
http://vogelgarten.blogspot.com/feeds/posts/default


 「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー2012年9月21日 0:30



チェルノブイリ汚染地域の子供を 多数診察した結果、放射性セシウムが心臓疾患を引き起こすことを発見したのは、ベラルーシの医師ユーリ・バンダジェフスキーです。彼はこの事実を発表した 後、1999年収賄疑惑や国家転覆計画疑惑をかけられて投獄され、拷問などにも遭うことになりました。そのバンダジェフスキー夫妻へのインタビューを見つ けたので翻訳しました。発見にまつわる状況について詳しく語られていて、この発見がいかに医学的にも政治的にも重大な意味を持つのかが伝わってくると思い ます。

このインタビューはウラジミール・チェルトコフ監督がIAEAとWHOの癒着問題を暴いた 真実はどこ?
 用の撮影素材のようです。

ウラジミール・チェル トコフ氏はまた、チェルノブイリの事故処理を行ったリクビダトールの凄惨にして無残な生涯を取材した映画『サクリファイス』の監督だと教えていただきました。映 画『サクリファイス』(24分、日・英字幕付き)はこちらで見られます。

ソース

*****

■ゴメリ、2000年4月5日 Wladimir Tchertkoff によるインタビュー

インタビュアー:当時の選択を後悔されていますか? 家族問題を引き起こしたようですが。

ガリーナ:どの問題のことですか? 私たちがここに移住して来た時のこと?

インタビュアー:いいえ、お二人が発見をされて、その発見にブレーキを掛けた時のことです。

ガリーナ:私はブレーキなど掛けていません。一昼夜夫と話し合いをしてどうするかを決めたのです。長い議論でした。まずは家の中で。それから子供達の邪魔にならないように外に出ました。大声で議論しました。 

インタビュアー:外で?

ガリーナ:ええ、外のベンチの上で。涙が出るまで。

ユーリー:普段から私達が科学的な決定をくだすのには激しい議論が伴いました。もしかしたら女性の彼女は家族に面倒が降りかかることになるのを予感していたのかもしれません。

ガ リーナ:夫はテレビ番組に出演する決意をして、私に言ったのです。「どんな風に我々がこうした変容、放射能を原因とする心臓疾患を発見したか、すべてを語 るつもりだ。」と。 それを聞いて私は家に入って泣きました。科学評議会に私達が初めてこの研究結果を提示すると、全員が「ユーリー・イワノヴィッチ、大 成功だな!」と拍手をしました。なのに私は涙がこみあげてくるのを感じたのです。再び夫と激論しました。「番組放映後にきっとあなたは手錠をかけられる わ!」と私は言いました。「何を言ってるんだ!?」と夫。
ちょうどその時に監督(スバと言う名です)から電話があったのです。「おめでと う、ガリーナ・セルゲイエヴナ、番組は大成功でしたよ。ユーリーはすべてをはっきり提示してみせた。この番組は国民からも大きな反応を得ること間違いなし だ!」「でも心配なのは…」と私が言うと「何かご不満でもあるのですか?」と聞くので「ええ、もし夫に手錠が掛けられたらガリーナ・セルゲイエヴナはこの 世に独りぼっちになってしまいます」と答えました。すると「何をおっしゃるんです?我々は決してあなた方を見捨てませんよ!第一そんなことは起こりっこあ りません。あなたは女性だからあれこれ想像しすぎるんです。」と言う返事でした。「時間が経てばわかるでしょう」と私は答えました。
そして 本当に恐れたことが真実となり、私は独り取り残されてしまいました。独りきり。私は独りぼっちで空っぽのアパートに帰り、どこから手を付けたらいいのか途 方に暮れました。どこに行こう?誰に会いに行こう?最初に思いついたのは、何故かわかりませんが、厚生省に行くことでした。私達の大臣に会って、どうした らいいか、助言をしてもらおうと。厚生省で言われたことは「時期尚早です。いったい何をおっしゃろうと言うのです?」大臣の控え室で私は言いました「一つ だけ言わせてください。バンダジェフスキーは白衣を泥で汚してなどいません。あまり早急に彼を断罪なさらないでください。きっと後悔されることになりま す。」答えは「そのことについて話すにはまだ早すぎます。あまりに早すぎます。」その後スバ監督から電話がありました。「話を聞きました。あなたの電話は 盗聴されていることがわかっています。私はいかなる方法でもあなたのお役に立つことはできません。」

インタビュアー:それだけ?あらゆるケースに備えて事前にそのように言ったのでしょうね。

ガ リーナ:そうです。彼は私達の以前の会話を思い出したのです。それでこう言われました。「あなたの役に立つことはできませんが、よかったらロシアテレビの 誰かに電話をすることは出来ます。そしてあなたの電話番号を伝えておきます。後はあなたの思うようになさってください。彼に言うことや、あなたの立場をど う説明するか考えておいてください。泣いて、何かを守ろうとしてもいいでしょう。ただ私はこの問題にはこれ以上関わりたくありません。」

インタビュアー:空っぽの家に戻ってから、再び旦那様に会えるでまでどれくらいの時間が掛かりましたか?

ガリーナ:最初に面会を許されたのは…50日後でした。逮捕から50日後。大変公式なものでした。会った時、夫はすでに入院していました。逮捕から50日後、予審判事が公式に面会を許してくれたのです。

インタビュアー:ずいぶん沢山の門戸を叩かれたことでしょう。

ガ リーナ:数知れない住所を試しました。まず最初に試したのはゴメリのラジオ局です。そこで言われたのは「出来れば我々のところにはいらっしゃらない方が良 いです。我々は何も知りたくありませんし、あなたの問題に巻き込まれたくありません。我々は皆仕事が必要ですからね。」次に私は厚生省に行きました。出来 る限りの方法を試みました。

ユーリー:彼女は考え得るすべての場所に行ったんだ。

ガリーナ:だけどどこも門戸を閉ざしたまま でした。そして言われる言葉はひとつだけ「時間に任せなさい。」(ネストレンコ博士を指しながら)この人物に深い感謝の意を表します。彼だけが初めて何者 も恐れずに私に手を差し述べてくれたのです。本当は彼ほど私達の状況を恐れなければいけない人間はいないのに。終始私を支えてくれました。助言が必要な時 にはミンスクの彼のもとを訪れました。彼は経済的にも助けてくれました。ポケットからお金を出して「どうかこれで何かを買ってください」と言うのでした。 一方他の人々と言ったら…。
「夫に荷物を送るために支援してもらえますか」なんて物質的な援助は頼む気にもなりませんでした。私が望んでい たのはただ一つ:みんなが夫を信じてくれること。夫が十年間に渡って家族を犠牲にしてまで続けた仕事の助手だった弟子達が彼を信じ続けること。夫は十年間 に渡って朝の七時から真夜中まで、膨大な量の仕事をこなしていました。祝日にも、私は「どこかに行きましょう」なんて提案出来ませんでした。祝日さえ、働 き続けたのです。絶えず仕事、仕事、仕事。その仕事が導いた先がこれでした。
私達が、心臓発作と放射性セシウムの体内への蓄積との間に相関 関係のあることを発見した時、家族争議になりました。激烈な争議でした。何故なら私はこの相関関係を認めたくなかったからです。これは発見でした。私達は 何か新しいこと、今まで知られていなかったことを発見している真っ最中なのでした。そして夫は「これは事実なのだよ」と私に言い、「二人で一緒にこの相関 関係について論文を書くのだ」と言うのでした。彼は論文審査官でしたから。

インタビュアー:何故あなたは相関関係を認めたくなかったのですか?

ガリーナ:私は違う考えだったのです。怖かったから。この発見が怖かった。

インタビュアー:どうして?


ガリーナ:第一にたぶん、新しいことだったから。

インタビュアー:しかし科学的成功ではないですか?

ガリーナ:成功ですけど…、私達の国では放射能についてこれほどの公表の行われたことはないのです。

ユーリー:放射能について語られることはなかったんだ。

ガリーナ:そうなんです。幼児における放射能の影響について語られることはありませんでした。いろいろな国から委員会や検査官が小児科を訪問しに来て「放射能に由来する疾患は見られますか?」と質問するのですが、答えは決まって皆「甲状腺癌」の一辺倒。

インタビュアー:それだけ?

ガ リーナ:それだけです。私はゴメリに来てすぐに子供達、年齢の行った子供達の聴診を行いました。そしてすぐ、子供達の間で不整脈があまりに頻発することに 衝撃を受けたのです。薬剤調整を施さなければならない子供もいるくらい強度の不整脈です。不整脈を矯正する治療を受けるためにミンスクまで行かなければな らないケースもあります。これはかつては成人だけの問題だったのに、今では子供達がそうした治療を必要としていたのです。グロドノ市にいた頃に子供に不整 脈が観察されたら、稀有な現象と捉えられたものでした。稀に見る深刻な事態で、即座に治療が必要とされました。
ところがここゴメリでは、こ の稀に見る深刻な疾患が、どんどん頻発するようになっていたのです。私はユーリーと仕事から帰って議論したものでした。ユーリーは「健康な子供達を調べて みよう。幼稚園に通っている子供達だ。」と提案しました。そこで私達はゴメリ保育園の乳幼児を診察しはじめ、彼らの心電図を記録しました。さらにはズロビ ン、スヴェトロゴルスク、そしてヴェトカ市の子供達を調べました。そうやって私達が発見したのは、健康な子供達の60パーセント以上の心電図に変容の見ら れることでした。
心電図は病理を記録します。私達はこのデータの隣りに、子供達の器官から測定されたガンマ線の量(これはセシウム137に よって放射されるものです)を書き込んで両者を比較してみたところ、明確な一貫性を確認することが出来たのです。不整脈は、セシウムの蓄積が高い子供に現 われるのでした。(高いというのは20Bq/kg以上を考えています。)この不整脈はブロックの形で現われます。ヒス束の右脚ブロックや房室ブロックで す。刺激伝導系の障害と心筋の脱分極化障害とが組み合わさっている子供もいました。セシウムの蓄積量が多いほど、心電図に現われる異常は深刻だったり複雑 だったりするのでした。

インタビュアー:そして あなたはそうした事実の解明が引き起こす政治的な危険を予測されたわけですね?

ガ リーナ:そうなのです。まず私は怖くなりました。そう、家族のことを思って怖かったのです。自分自身の身が怖かったわけではありません。何故なら研究の指 導教官は夫だったのですから。私は夫に「ねえ、もしかして急に何かが間違っているとしたら?私達はどこかでミスをしているのかもしれないわ。世界に向けて この発見を発表するのに…」と言いました。彼の答えは「我々がミスをしていることなんて有り得ない。調査のベースになっている心電図の量は膨大だ。」と言 うものでした。

ユーリー:心臓について研究をしているのはガリーナ一人ではなかったことを付け加えておきましょう。私の学部には他の研究者による一連の論文や研究が存在するのでした。私が最新の著書の中で指摘したように病理解剖実験や動物実験も存在します。
インタビュアー:ではあなたは確信を持ってらしたのですね?

ユー リー:そうです。こうしたすべての研究に基づいた科学的確信です。しかし放射性セシウムの体内蓄積と心臓疾患の相関関係については、こうした子供達の調査 結果をベースに彼女と初めて研究したのでした。例えば心電図の束を取り上げ、その一つ一つに心臓に蓄積した放射性物質の量を記入しました。[心配そうに] 呼び鈴が鳴った…

ガリーナ:大丈夫、子供達よ。

ユーリー:こんな感じです。20Bq/kg  とか34Bq/kg…それからパラメーターに即して分類しました。(グラフを見せながら)このような結果になりました。このグラフが現在の結果を表してい るのです。これはベラルーシ全国から集めたデータをもとに実現させました。ゴメリやグロドノだけのデータではないのです。ミンスクや数多くの他の場所も含 む膨大な量のサンプルです。私達の得た結果によると、キロあたり0~5ベクレル(測定器の誤差も考慮に入れて)前後の被曝量ならば、子供達の80%  は心電図にいかなる
異常も示しません。セシウムがまったく存在しない場合は、85%の子供達が多かれ少なかれ正常に成長することを保証できま す。しかし体内のセシウム量が増加すると、健康な子供の割合は係数に従って減少していくのです。セシウムの量がキロあたり70ベクレルを越えた場合、健常 と言える状態の心臓は10%足らずになってしまいます。

インタビュアー:この相関関係は一貫しているのですか?

ユーリー:そ うです。あらゆるデータに基づいています。それも因果関係以上の、ほとんど科学的法則と呼んで良いくらいものです。因果関係と言うのは多くの傾向が類似す る場合を言います。分量と変容との間の因果比率です。このことは以前にも示されていました。しかし現在わかったことは、私がいかなるデータを使用しよう と、いかなるグループのデータを取り上げようと、この分量と変容との関係が係数に従って動いていることです。この相関関係の一貫性はすでにひとつの「法 則」の要素です。さらに付け加えたいのは、心臓だけでなく脳やその他の器官においても、新陳代謝のシステムや酵素の活動の調査を行うと、同じ現象が観察さ れることです。しかし残念ながら、私には…我々には今のところそれを証明するための資金がありません。

インタビュアー:他の器官でもですか?

ユー リー:そうなんです!ところが我々に十分な調査用の器具がないのです。これを調べるには膨大な労力が必要です。私達はまだ発見の扉口に立っているのに過ぎ ない。ここに私の弟子達の調査の成果が山とあるのにも関わらず。これで全部ではないですが、大部分がここに含まれます。心臓について、そしてその他の内臓 についてのデータがここにあるのです。

ガリーナ:セシウムとの関係を表すデータです。

ユーリー:この数年間我々が実現し得たことがこれらの論文の中にあります。私にとっては大変な価値です。本以上の価値です。何故なら論文というものはそれぞれきちんと検証された具体的な一次資料に基づいて書かれるものだからです。非常にレベルが高いものです。
インタビュアー:つまり他の器官についても研究することが出来たのですね?

ユーリー:そうなんです!

インタビュアー:今心臓の話をしていただきました。そして「残念ながら」とおっしゃるのは…?

ユーリー:我々は研究が続行できないのです。大変費用の掛かる研究だからです。例えば免疫システムの研究には非常に高価な特殊な器具が必要です。それから酵素の研究、内部分泌システムや肝臓や腎臓の酵素を研究するには生検も必要です。そして何よりも中枢神経。
インタビュアー:そうした研究はすべてやりかけなのですか?

ユー リー:その通り。どれ一つ取っても世界中に情報を提供できる重大な研究の糸口なのに。科学研究は無限です。我々があらゆることを発見したなどと言うにはま だ程遠い状況なのです。こうした研究は人々に限りない助けをもたらすはずです。心臓に関して言えば、心臓疾患による死亡者は大変多く、実際に起こっている ことが我々にもわかっています。

インタビュアー:(ガリーナに)あたなは科学的真実を拒絶しようとしていたことをご自分でわかっていらっしゃいましたか?

ガリーナ:はい。 
インタビュアー:発見しなかった方が良いと思われたのですか?

ガリーナ:ええ…そうです…
インタビュアー:ある意味でご自分を守るために?

ユーリー:彼女はそれを感じていたんだ。

インタビュアー:どのように決着がついたのでしょうか? 

ガ リーナ:私は彼に「このことは全部忘れてしまいましょう」と提案したのです。そしたら彼に「それでは君は医者として失格だね。医者として失格だと自覚でき るなら学位証書を返却して、中庭の掃除でもすればいいさ」と言われました。この言葉には大変傷つきました。私は医者になることをずっと夢見てきたのです。 医学部に登録できるまで3年も掛かりました。難関でしたから。ですから彼にそう言われて「いけない」と思いました。「それなら何かしなければ」と。そう やって、この研究が私の博士論文になったのです。
すると次の問題が発生しました。私は論文をほぼ書き終え、製本をしてベラルーシの科学者達 に紹介し始めたのです。グロドノの博士論文審査委員やミンスクにも委員会があります。そこで何と言われたかわかりますか?「悪くない研究ですね…。しかし タイトルを少し変える必要があるでしょう。”放射性セシウムとの関係”と言う表現はまずい。”放射能汚染地域に生きる児童における心臓血管システムの機能 状態”に書き換えなさい。」ですって!

ユーリー:被曝量も書いてはいけないと言われた。

ガリーナ:そう、被曝量も消しなさいといわれました。ただ子供達に異常が見られるとだけ書くように。現在のままの形ではあなたが論文審査に合格できる保証は出来ませんと。
インタビュアー:何の説明もないまま? 

ガリーナ:ええ、何の説明もないままです。 

ユー リー:真実を明かしたくないために我が国ではこういう行為が起こるのです。近年、医学生物学に関する研究著作は数多く執筆されていますが、まさに今、この 問題に関する真実を知られたくないのです。この論文が国の外に出ては困るのです。私は事実を列挙するだけのテクストには反対です。事実を列挙することは科 学ではありません。単なるジャーナリストの統計と同じです。科学とは、パラメーターが何であろうと相関関係を証明することです。一貫した論理をたどるもの です。

インタビュアー:原因を解明することですね? 

ユーリー:その通り、原因と結果との間の関係を解明することです。それが発見です。パラメーターを調査することも出来ますが、その組み合わせと相関関係を証明することこそが科学です。そして相関関係が多いだけに科学の価値もいっそう大きいのです。

インタビュアー:彼らはチェルノブイリを隠蔽したいのですね?

ユーリー:おそらくそうだと思います。 

ガ リーナ:私は自分の国を思って悲しくなりました。この研究を発表した時、日本人が参加する学会で発表を行ったのです。彼らは即座に私の研究に興味を示し て、ユーリーに会いに来ました。「5分ほど質問に答えていただけますか?論文のグラフも見せていただきたいのですが。」と。そしてとても興味深い質問がな されました。「あなた方は心電図に異常が発生し、実験においては心臓細胞が破壊されることも観察されました。さらに先まで研究は進んでいるのですか?細胞 はどのレベルで変容を起こすのでしょうか?ミトコンドリアのレベルですか?」等々です。恐らく日本人達も研究を進めているところで、仮説を想定していたの だと思います。私達の研究は彼らの仮説を推し進める刺激になったのでしょう。とにかく私達の研究は日本の科学者達の間にとても大きな波紋を投げかけまし た。

ユーリー:彼らは録画も行った。

インタビュアー:インタビューと録画を行ったわけですね? 

ユーリーとガリーナ:そうです。

インタビュアー:資料も見せたのですか? 

ユーリー:彼らは我々、ガリーナと一緒に大学で二日間仕事を行いました。休みなしにぶっ続けで。

インタビュアー:正確にはどんな仕事をしたのですか? 

ユー リー:絶え間なくカメラを回していました。実験の展開とその論理について、くまなく録画していました。当時はもちろん今ほどまだ結果がありませんでした。 お陰様でそれ以来研究はさらに進んでいます。しかしこの論理については、彼らはくまなく録画して行きました。日本の主要な科学系テレビ局の一つでした。 チェルノブイリについての番組で、ゴールデンアワーに放映が予告されていました。 

インタビュアー:それで放映されたのですか?

ユーリー:知りません。

インタビュアー:ビデオを送る約束はしてくれましたか?

ユーリー:誰も何も約束しませんでした。

インタビュアー:頼まなかったのですか? 

ユーリー:私はただ「許可はあるのですか?」と彼らに聞いただけです。録画許可は得ているという返事でした。 

インタビュアー:地方当局による許可ですね。

ユーリー:そう。

インタビュアー:それで、あなた個人は?あなたの発見を彼らに明かしたわけではないですか。 

ユーリー:頼んだのですが、ダメだという答えでした。 

インタビュアー:何が?

ユーリー:その場では録画したものを私達に渡すことは出来ないけれど、後で送ると言われたのです。

ガリーナ:まだ編集が出来てないからと... 

インタビュアー:いつのことですか? 

ユーリーとガリーナ:1996年です。 

ネストレンコ:編集はまだ続いてるんだ。 

インタビュアー:四年も前!あなた方は騙されたのではないですか!

ユー リー:わかってください。当時、逮捕されるその日まで、私にとっては人々にこの事実を知らせることが一番大事だったのです。誰がそれを世に出すのかは問題 でなかった。バンダジェヴスキーだろうがバンダジェヴスカヤだろうが、シドロフあるいはペトロフだろうが。我が国の子供達がどんどん死んでいるんです!統 計やデータを収集し、後年その分析をすることだって出来ました。過去のどこかで起こった事に関する研究として。「いつか役に立つだろう」と言うことで。し かし今現在私達が研究を進めることはずっと重要なのです。この研究によって、どうやって今日生き続けたらいいのかが示されるのですから。今日この日から。 これは今日、今現在のための研究なのです。そしてもしかしたら明日は、多くの別の国民のための…私は駆け引きなんてしたくなかった。私は彼らが正直だと信 じることにしたのです。どのような形で公表されるかなど、私にはまるで興味はありませんでした。それで朝から晩まで二日間ぶっ続けで彼らと仕事をしたので す。

ガリーナ:彼らに私達の発見をプレゼントしたようなものです。

ユーリー:発見だろうとなかろうと関係なかった。

ガリーナ:あなたが日本人に見せたものはまったく新しいことだったわ。

インタビュアー:筆記資料もすべて渡したのですか?

ガリーナ:いいえ。彼らはユーリーの見せたことをすべて録画していきました。 

インタビュアー:つまり筆記された資料は持っていかなかったのですね? 

ガリーナ:いいえ、写真に撮影して行きました。

ユー リー:写真も見せました。当時は今のような写真はなかった。この写真は国会のシンポジウムで既に見せましたが、とても興味深いものです。腎臓組織の中の空 洞、”解けた氷”だ。[訳注:バンダジェフスキー博士は、腎臓の重要な構成要素であるネフロンがセシウムによって破壊されることを発見し、セシウムの毒性 に接したネフロンが氷のように解け、腎臓組織が穴だらけになる様子を”解けた氷”と表現した。ソース]正常なネフロンの構造がすでに変容しはじめているの がわかる。これはネズミを使って行った実験です。こちらは人間の組織が初期の萎縮を起こしている様子です。これは大きな空洞の出来た子供の心臓です。

ガリーナ:死んだ子供ね...

ユーリー:そう、死んだ子供の心臓だ。同じような間質液出血が成人の筋肉内空間で見られる。

インタビュアー:この枝のようなものはあってはならないのですね? 

ユー リー:もちろん!これは欠陥です。これは出血症の様子です。止血障害です。子供の骨髄内出血、副腎皮質出血です。他の写真も同じようなものです。これもま た”解けた氷”。別のケースです。すべて私達が撮影し、大学で大きな看板に張り出しました。学生達が見て知ることができるように、すべて図画化もされてま す。

インタビュアー:撤去されたのですか?大学の指導部が変わりましたが。

ユーリー:指導部は変わりましたがすべて撤去はされていません。すべて壊されたわけではありません。指令は下ったのですが…。

ガ リーナ:指導部と言えば、ユーリーがすでに監獄に入れられた後ですが、ゴメリ大学で大々的な検査が行われました。すべての学部が検査されました。もちろん 科学部もです。そして委員によって最初に下された結論は「現在実施されているプログラムは高等教育機関にふさわしいものではない」と言うものでした。そし てプログラムの変更が余儀無くされたのです。

インタビュアー:そのプログラムとは十年間あなた方が行ってきたものではないのですか?

ユーリー:もちろん。

ガ リーナ:でも彼らは大学ではまるで科学的な教育が行われてこなかったと結論したのです。そのことが強調されました。高等教育機関にふさわしい基礎となる方 向性のはっきりしたグローバルなテーマが欠けているといわれ、もちろん誰も抵抗はしませんでした。そこで私は立ち上がって同僚達に言い渡しました。「ここ に大勢お集まりのみなさん、みなさんは全員この土地にお住まいです。ここに住み、子供を持ち、子供を育てていらっしゃいます。やがて孫も生まれてくるで しょう。大学の私達の研究テーマは現状の中でどのように生き延びていったらいいのかを調べ、示すものだったのに、大学にふさわしいものではなかったと仰る のですか?」彼らは「ガリーナ・エルゲイエヴナ、あなたはたぶん誤解されてるのです。テーマが満足なものでなかったということについて。ただ、新たな学長 の意見は、もっと広範で柔軟なアプローチが必要だと言うものです。今までのテーマは幅が狭すぎ、高等教育機関のレベルには達していないと言うことなので す。」と答えたのです。それが彼らの弁明でした。「それと子供や孫達に関するあなたの非難は口外されないことを忠告します」と。

インタビュアー:”非難”と彼らは受け取ったのですか?

ガ リーナ:私は言いました。「私が子供に目を向けるのは小児科医だからかもしれません。私はまず第一に子供達、子供とこの国の未来に関することを守りたいの です。私達がまず心配しなければならないのは子供達に何を残すかということです。」と。けれども、ここでは別の考え方がなされているのです。一番研究費の 潤沢なテーマこそ、私達の研究テーマには資金は提供されていなかったのですが…

インタビュアー:資金と言えば、どうされていたのですか?

ガリーナ:どうしたと思われますか?私達は”私腹を肥やしていた”…と警察は信じさせようとしています。

ユーリー:その話はしてはいけない。

ガ リーナ:私の責任にしておいて。私達はゴメリで私腹を肥やしていたことにされているのです。いったいどうやって?汚染されていない地域からやってきたか ら?ここに家族を連れてきたから?それとも国家からこのなんとか用を足しているアパートを与えられたから?どこに私達の財産があると言うのでしょう?私達 が慢性の病気に苦しんでいるから?甲状腺の手術をしました。

インタビュアー:あなた御自身が?

ガリーナ:ええ。それに腫瘍の せいで別の婦人科の手術も受けました。この十年間で私達が蓄えたものなんてそれだけです!他の人々はこう言っていました。「良い奨学金を手に入れて、意味 がなくても自然と資金が集まるようなテーマを選ぼう。たとえひどいテーマでも資金が潤沢に出ればそれを研究しよう。」と。目下、私達の大学が目指している のはそれです:潤沢な研究費用。新しい学長の悪口を言いたくはありませんし、立派な人なのかもしれませんが、彼が言うのはこんなことです。
「私 達がこれからなすべきことはサービスバンク、データバンクの作成だ。それをコンピューターに取り込んで、誰かの役に立てるようにするのだ。」私が「どうい うことですか?」と聞くと「ガリーナ、子供達のグループを調査してきなさい」と言います。「喜んで。ヴェトカ地方が私達に割り当てられています。そこに 行ってきますが、調査のための器具をください。私は器具もコンピューターも持っていません。心電図の用紙さえないんです。」と言うと「それならば出資者を 探しなさい。それがダメならば耳だけで調査すればいいのです。子供達を聴診して来なさい。」ここでの研究はまさにそうやって行われるのです。仕事に使える ものと言ったら自分の手と聴診器しかないんです。

ネストレンコ教授と同じ厳重なコントロール下にある地方の調査に私達が赴いた時、打ち合わ せをしていたわけではありません。教授はスヴェティロヴィッチ学校にセシウムを計測に、私達は子供達の聴診を行いに来ていました。心電図の用紙が不足して いたので、私達は子供達を選別しました。聴診器を当て、心臓が悪い、雑音のある子供をメモしました。まあまあ正常の場合はメモをしませんでした。そうやっ て出来た書類にネストレンコ教授の放射線量を合わせてみたところ、選抜された子供達は被曝量の非常に高い子達だったことがわかりました。被曝量の低い子達 は私達の選択から外れていたのです。そして心電図に高い被曝量が記入されました。30の心電図を記録しました。今はこの子供達を医療検査のために招集して います。

心臓疾患は、繰り返しますが、臨床表の過半数を占めています。子供達の心臓は病んでいるのです。鼓動の音がせず、脈がはっきりしま せん。聞こえるのは雑音です。心臓が変容していくのです。私達に出来ることはなんでしょうか?それを確認し、診断を下すことです。機能的心臓疾患と。私達 はこうした変容をまだ機能障害と定義していますが、それが器官の異常に発展しないためにはどうやって子供達を助けたらいいのでしょうか?この問題を気に掛 けてくれる人間は誰一人いないのです。

仏「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」誌「福島の最悪事故が起こるのはこれから?」Canard Plus ♡ Tomos und Entelchens Blog

★全文転載

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仏「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」誌「福島の最悪事故が起こるのはこれから?」2012年9月21日 0:08

フランスのル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール誌は、ドイツのシュピーゲル誌と同様非常に評価の高い政治社会誌ですが (ル・モンド紙などと共に日本の大学仏文科研究室がよく購読しているくらいです)、その雑誌が四号機の冷却用プールについて長い本格的な記事を掲載したことはかなり深刻で、私自身非常にギョッとしています。これもまた購読用記事でした。以下のリンクから冒頭部分を読み、記事を購入することができます。

 Le nouvel Observateur ”Fukushima : et si le pire était à venir ?”

*****記事和訳***** (雑誌表紙 あなた方にまだ隠されていること」)



福島:最悪事故が起こるのはこれからなのか?

この事実を口にする者は皆無、あるいはわずかだ。日本の原子力発電所の中心部には実は、新たな地震が起こった場合破壊的な力を持つ爆弾が眠っているのだ。本誌の日本特派員が報告する。

ヴァンサン・ジョヴェール記

そ れは小さなプールに過ぎない。それでいながら地球規模の破壊力を秘めている。水を満たした深さ11メートルのコンクリート製のその四角い容器には、使用済 みの燃料棒がみっしりと詰め込まれているのだ。高い放射性を持つ燃料棒264トンである。「冷却用」と呼ばれるこのプールは、かれこれ一年半、福島第一原 発のぐらぐらになった四号機建て屋の地上から高さ30メートルの位置に横たわっている。防護する頑丈な屋根も壁もない。ただの白いビニールの防水シートに 覆われているだけ。

この現状が孕む危険は計り知れない。台風(八月末からその季節が到来するのだが)や新たな地震の 影響でプールの水が空っぽになったり、あるいはプールが崩壊したりなどしたら、引き起こされる惨事はおそらく人類史上例を見ない規模のものになるだろう。264トンの核燃料が直接空気にさらされた場合、チェルノブイリ事故の少なくとも10倍に及ぶ放射能を大気中に放出する可能性がある。それは現代日本の終 焉を意味していると言う人々さえいる。少なくとも北半球全体が長期間に渡って深刻な汚染を受ける大惨事である。

セン セーショナリズムに過ぎない? あるいは反原発運動家達が大惨事を妄想しているだけ?残念ながらそうではないのだ。データを分析したまじめな研究者のほと んどが、世の終わりの如きシナリオに取り憑かれている。北澤宏一教授は、昨年9月まで日本の名高い科学技術振興機構(JST)の理事長を勤めていた。グ リーンピースの一室とは話が違う。その敬意に値する人物が2011年3月11日に起こった原発事故について今年大々的な委託調査を指揮した後、次のように 語った:「私は何百と言う証言を聞いた後、福島原発の最悪事態が訪れるのはこれからかもしれないのだと確信しました。それは四号機のプールのせいです。新 たな事故はいつ何時起こってもおかしくない。しかもそれは私の祖国そのものを脅かすものになるかもしれないのです。」そして「今後数週間強力な台風が福島 原発を直撃しないことを祈っています。」と付け足した。

ビル・クリントン政権下エネルギー省の上級官吏を勤めたロ バート・アルバレスは最初に警鐘を鳴らした一人だった。「地震または別の出来事によってこのプールが被害を受けることになったら、放射性火災大惨事が発生 し、チェルノブイリ事故の10倍の量のセシウム137が放出されるだろう」と彼は認める。ここで福島原発事故で放出されたセシウムはチェルノブイリの6分 の1に過ぎなかったことを確認しておこう。言い換えれば、フランスの物理学者ジャン・ルイ・バデゥヴァンが「まるで精神力のみによって支えられている」か のように見えると言うこの冷却用プールが倒壊することになったら、2011年3月の60倍の規模の事故を引き起こすことになるのだ。前回の事故は原発周囲20キロ圏16万人の住民の恒常的避難を必要とした。その60倍の規模の事故の意味は想像を絶する。

京都大学原子炉 実験所に勤める小出裕章氏は、とりわけ日本人にとってはもっと恐ろしい意味を持つ比較を行っている。「もしも四号機建て屋にある冷却用プールが倒壊するよ うなことになったらとてつもない量の放射能が放出されることになります。慎重に推測しても広島原爆5000発分になるでしょう。」
我々の知る限り、誰も小出氏の意見に異議を唱えた者はない。

フ ランスの専門家達も同じような悪夢のシナリオを、既に一年以上も前から危惧している。公共機関である放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の研究者オリ ヴィエ・イスナールは、2011年7月7日、東京のフランス大使館に宛てて冷却用プールの「損失」の意味について次のように書き送っていた:「現場の周囲1キロ圏内には人間が立ち入れないくらいの高い放射線量を持つ破片が拡散するだろう」「我々が想像したシナリオによれば(そのような事故)は(原発)の周 囲60キロ圏の緊急避難を必要とすることになるだろう」。福島原発事故直後の日々、そのような素振りはおくびにも出さなかったものの、日本政府は実はもっ と悲観的だった。当時の首相菅直人が最近明らかにしたところによると、2011年3月15日4号機建て屋が爆発した後、東京の住民3千万人を避難させる計 画が秘密裏に検討された。何週間もの間首相は真剣にその可能性について考え続けたと言う。
 
今日、新しく交代した政権と原発 を経営する私企業である東電(東京電力)は、冷却用プールは制御下にあり、倒壊のリスクは去ったと保証する。このような保証は、昨年までは世論を鎮めるの に十分だった。しかし今ではそうはいかない。日本人は長年に渡る盲信の後、原子力という支配機構に対する信頼を失った。2012年に実施された二つの調査 委員会は、原発関係者達のウソ、怠慢、恥知らずぶりの根深さを暴露した。そのあまりの深刻さに、多くの人々は、東電と日本の責任者達がいったい彼らが主張 している通り最悪のシナリオを回避するための対策を取っているのか、そもそもそれだけの能力があるのかを疑うようになっている。

日 本の原子力責任者達の態度の真摯さに対するこのような疑いは、最近の調査によって明るみになったとんでもない実情をもとにしている。ひときわ衝撃的だった 例を挙げよう。7月に国会で公表された報告によると日本政府はその必要性を認めていながら、東電に十分な耐震措置の建設を強制することを器用に避けてきた のだった。そのような耐震設備は2011年3月の事故を小規模に抑えていたかもしれないのだ。

教訓になる話である。 2006年新潟(本州西海岸の街)で大きな地震が起き、スマトラで激しい津波が起こった後原発監査局はより厳しい規制の設定を手掛けはじめた。特に海岸沿 いに立地する(福島第一原発も含める)原発に十メートルを越す津波を防止する防波堤を建設することが計画された。しかし秘密裏に打診を受けた東電はむず かった。新たな規制に準じる設備には800億円が掛かる、高すぎるとこの私企業は悲鳴をあげる。何よりもそのことによって東電は多くの訴訟に負ける危険が あったのだ。

責任者に宛てられた極秘メモの中で東電は、1970年代から原発周辺住民に「人命を危険にさらしてい る」と言う理由によって告訴されていることを説明している。しかしこれまで原発の安全設備が不十分であることを証明出来た者がひとりもいなかったことから 東電に有罪判決の下されたことは一度もなかった。しかしもしも新たな耐震及び対津波基準が設けられるようなことになれば原告側が正しかったことを認めるこ とになると東電は書く。新たな追跡が行われ東電にとって何百億と言う損失を招きかねない。

監査委員は恐ろしいほど あっさりとこの言い分を前に引き下がってしまった。「専門家達ははじめ津波対策を速やかに完成させるべきだとしていた。遅くとも二年後の2009年まで。 つまり2011年3月の事故前の期限だ。」と国会調査を組織した宇田左近氏は語る。「しかし行政は期限を2016年にまで延期してしまった。その上これま での訴訟や今後の訴訟に論証を与えないため、新たな耐震基準の実践を任意のものに変更してしまったのだ!」

何故私企 業である東電に対して日本国家はかくも唖然とするほど寛大なのか? そして何故マスコミや専門家達は口を噤んでしまったのか?「理由は簡単です。日本では原子力の非軍事利用に関して政府、監査局、電力会社、主要な地方行 政、 多くの主要メディア、そして幾つかの有名大学の間に完全な癒着関係が存在するのです。」と説明するのは元日本学術会議会長で医学教授の黒川清氏である。 「我々はこれを”原子力ムラ”と呼んでいます。」

癒着とは? (フランスの)EDF社とアレヴァ社を兼ねた存在であ る東電は原子力監査局の幹部全員に「天下り先」を提供している。そのために彼らは東電に対して口うるさく言わない。また東電は与党の会計をたっぷり潤して いるので、党も見返りとして東電に何も強要しない。日本中のほとんどの「中立」とされる原子力研究所は東電から資金を大盤振る舞いされているため、日本の 原子力の絶対的安全性を証明する研究しか生まれない。原発受け入れを承認する市町村には補助金がたっぷり賄われるので、場合によっては起こりうる不都合に 対しても何の不平も唱えられない。一方マスコミの多くは最大の広告費出資者である東電の世話になっている。そのようなわけで四十年間原子力発電の危険を訴 える記事を見ることは非常に稀だった。2009年永遠の野党だった民主党が政権を取ったものの、東電支配は変わることはなかった。何故なら東電の労働組合 は、左派中道のこの政党の政治資金最大のスポンサーなのだ。2011年3月11日の事故まで日本一影響力のあるこの企業のスキャンダルに満ちたふるまいを 告発する勇気のある官僚、大臣、科学者あるいはジャーナリストがほとんどいなかったのにはこのような理由があるのだ。

し かしここ数ヶ月間、この「血の掟」は存在しなくなった。少なくとも今までよりも弱くなった。「原発ムラ」の最もどす黒い面が白日の下にさらされるように なったのだ。「日本国民は国家と東電が癒着しているせいで深刻な事故の管理が出来なくなっていること、そしてその無能ぶりを隠すために彼らが危機の間ずっ とウソをつき続けていたことに気付きました」と語るのは日本最大の日刊誌朝日新聞の元編集長船橋洋一である。事実、東電には何一つ備えがなかった。マス ク、放射能防護服、放射能測定器、すべてが不足していた上に、危機管理マニュアルは行方不明になっていた。どのみち完全な電源喪失のケースなど予期されて いなかったのだが。しかし実際にはそのような事態が発生したのだ。事故の場合に幹部が避難することになっていた防空壕はエアフィルターが備え付けられてい なかったために使い物にならなかった。それだけではない。 東電は被害を受けた三つの原子炉の現状について嘘をつき続け、ようやく三ヶ月経った後にメルトダウンを認めた。一方政府の方は放射能雲の進路を明かさな かったため、安全な場所に逃げる代わりに汚染の激しい場所に逃げてしまった人々もいた。

”原子力ムラ”はまさか今日 もなお同じ間違いを犯し続け、これほど深刻な嘘をつき続けているのだろうか?ほとんどの人がそのことを疑っていない。「確かに2011年3月11日以来、 多くの原子力関係責任者がポストを失いました。しかし今のところ誰一人法的に罰せられていないうえ、ほとんどが別の大企業に復職しています。つまり彼らの 後継者達は、何も恐れることはないことを知っているのです。このような誰も罰せられることがないシステムなど今でも信頼など出来ません。特に懸案の冷却用 プールが制御下にあると彼らが主張している点についてはなおさらです。」と語るのはJSTの元理事長北澤宏一教授である。

2011 年6月、東電は四号機プールの床を何百トンもの鉄筋コンクリートで補強した。これで十分な強度なのだろうか?4月26日、アメリカの上院議員でエネルギー委員会の有力メンバーでもあるロン・ワイデンは深刻な報告を発表した。オレゴン州から選出された民主党議員であるワイデンは、福島原発視察から帰国後、ヒ ラリー・クリントンに正式に次のように書き送ったのだ。「この膨大な放射性物質と使用済み放射性燃料の貯蔵が今後地震が発生した際に表している危険はすべ ての者に関係する憂慮すべきテーマである。冷却用プールの破壊によって放出される放射能は数日のうちにアメリカ西海岸に到達する可能性がある。」「つまり 米国の安全にとって決定的な問題を表しているのである。」

日本の最も大きな同盟国であるアメリカから問題視された東 電は、二日後自称最終声明なるものを発表した:「我々は四号機建て屋が地震によって倒壊することのないことを断言する。」しかしプールが耐えうる地震の強 度に関する具体的な言及はなかった。批判はさらに膨れ上がる。地震学者達は、福島原発はほぼ毎日のように地震に見舞われていることを指摘する。特に彼らが 強調するのは、3.11の大地震によって原発の真下に位置する活断層が再び活性化されたことである。今後三年間の間に再び巨大地震が発生する可能性が高い と彼らは言う。

不安の声を静めるために東電はPR活動を組織した。五月中旬環境大臣が三人の選ばれたジャーナリスト を伴って冷却用プール付近を半時間ほど訪れ、何も心配することはないと保証した。しかし日本やアングロ・サクソンのマスコミは批判の手を緩めない。5月 25日、東電は二度目の声明発表を余儀無くされた。同社は、耐震強度を測るためのレーザーテストを(ようやく)実施したと発表したのだ。 その結果「冷却用プールは3.11地震と同規模の地震にも耐えうる」と主張する。しかし現状打破にはいたらない。その晩大手放送局であるTV朝日が放映し た長大なドキュメンタリー番組は、大災害の危機が実在すること、またこれまで東電がその事実を覆すに足る信頼出来る事実を何一つ示してきていないことを見 せつけたのだ。それに対して東電は「プールのコンクリートの壁は厚さが1.8メートルありますから万全です」と答えた。

こ のような東電の論議はもっとも慎重な専門家さえも説得できずにいる。IRSNの原子力安全課所長であるチエリ・シャルルは、立場上事故の危険について軽々 しい発言を行う人物ではない。その彼が先月6月16日、雑誌『Enviro2B』のインタビューに対して、冷却用プールが耐えうるのは「小さな揺れ」だけ であると答えたのだ。福島で新たな災害が起こるかどうかは未だによく信じられているように”格納容器中心部のレベル”にあるのではなく、”プールのレベ ル”に掛かっているのだと彼は語った。そして危険はどのような場合に起こり得るのかという質問には「非常に強度な地震による揺れが起こった場合」。東電の 主張をはっきりと否定したのだ。

最悪の事態を避けるためにはなるべく早く264トンの非常に高い放射性を持つ燃料をプールの底から運び出し、即座に安全な場所に移さなければならない。その方法はあるのか? 東電は奇跡の解決策が見つかったと言う: それは高さ70メー トルの巨大なクレーンを建設し、何百トンもするコンテナを使って1535本の放射性燃料を移し替えるという措置である。マスコミを安心させるために、7月 18日に燃料棒引き出しテストが実施された。引き出されたのは2本の・・・ 非放射性燃料棒だった。しかし実寸大での作業実施プランははっきりしないまま だ。最新のニュースによれば建設はまだ始まっていないと言う。そして建設が終了するのは早くとも・・・2013年12月。なぜこれほど時間がかかるのか?それは高濃度の放射能汚染をした場所でのこれほどの実験には前例がないからだ。東電はこれを順調に実施できるのだろうか?誰にも答えはわからない。

ま たプールから取り出すことに成功したとしてもこれほど危険な放射性廃棄物の扱いについても何もわかっていない。東電が所持する技術はたった一つ。それは再 処理である。しかもそれもまだ完全にはマスターできていない。 日本の北部に位置する六ヶ所村に、アレヴァ社の協力の下20年来、ラ・アーグ再処理工場のコピーが建設されている。しかし何千億円もの建設費用が掛かって いるにも関わらず未だに機能していない。この施設が稼動するのを待つ間に、日本中の冷却用プールが使用済み燃料でいっぱいになってしまっているのだ。つま り四号機プールの264トンを引き受ける余裕はどこにもない。

アレヴァ社社長リュック・オルセルは4月にラ・アーグ がこれを引き受けることを提案した。しかしそれは社会党と緑の党連合が大統領選挙で勝利する前のことだった。同連合政権下ではおそらくこの問題に関する日 仏の合意はあり得なさそうだ。残る解決策は地下への埋蔵である。これまで日本の責任者達はこの方法を拒否し続けてきたが、事故から一年半が経過した8月 14日、日本政府はこの措置に対する検討を開始したこと、そして廃棄物を埋蔵する候補地を探し始めたことを発表した。しかしバーチャルなクレーンにしろ、 埋蔵仮説にしろ、ファイルが停滞状態にあることには変わりない。そして日本の責任者達は福島に毒を撒き散らす燃料棒をどうしていいのか未だにわかっていな い。

世界の原子力大国はどうしているのだろう? 米国、ロシア、そしてフランスは介入しないのか?5月初め、国連の 事務局長潘基文に対して70のNGOが、逼迫するこの計り知れない危険に関して世界中の人々に警告を発するよう書簡を送った。彼らは国連が日本政府に国際 支援を受け入れるよう強制することを求める。日本は今までのところ五月雨式にしか支援を受け入れていない。書簡の文面は元外交官松村昭雄[訳注:村田光平 の間違いか? 松村氏は元国連職員] の手により、大勢の日本の名士が署名している。8月13日、さらに国民的英雄が一人加わった。福島原発元所長吉田昌 郎である。彼は今、癌と闘っている。2011年3月彼は上司のバカげた指示を無視して原子炉に海水を注入させた。設備が損傷を受けることを恐れていた東電 にとっては大迷惑なことだった。吉田所長はこの英断によってもしかしたら「核の冬」から祖国を救ったのかもしれない。彼は誰よりもよく東電の無能ぶりと、 また四号機冷却用プールの現す危険を知っている。精根尽きたこの勇気ある人物もまた、今日世界に向かって助けを求める声をあげているのだ。彼の声はいつに なったら聞き入れられるだろうか?

医学博士ミッシェル・フェルネックス教授からフクシマへの提言(ちきゅう座)

医学博士ミッシェル・フェルネックス教授からフクシマへの提言

 http://chikyuza.net/n/archives/17629

みなさまへ    松元
パリのコリンさんから、医学博士ミッシェル・フェルネックス教授の内部被ばくにかんするフクシマの人々に対する重要な提言文書がPDFで送られてきましたので、そのコピーを紹介させていただきます。
著者のミッシェル・フェルネックス教授は、長年アフリカ熱帯病と闘いWHOとの共同作業を経てNPO「チェルノブイリ/ベラルーシーのこどもたち」 (ETB)を創設したスイスの医学博士です。IPPNW(核戦争防止国際医師会議)、CRIIRAD(放射能に関する研究と独立情報委員会)の会員でもあ り、仏脱原発ネットワークなどとWHO独立のためのキャンペーン(Independent WHO)を組織してきた方でもあります。
フランスのNPO<チェルノブイリ/ベラルーシーのこどもたち>の会会長イヴ・ルノワール氏の推薦状からはじまります。

=====以下、転送転載歓迎=====
コリン@パリです。
私の友人、フランスのNPO<チェルノブイリ/ベラルーシーのこどもたち>の会会長イヴ・ルノワールから託されて,彼の手紙とミッシェル・フェル ネックス教授(同会の創設者)の貴重な論考をお送りします。皆さんにご熟読頂き、とりわけ、医師、医療関係者で福島事故の放射能被曝犠牲者たちの支援を行 なっている方々に,できるだけ,広めて頂けるなら,ありがたいです。よろしくお願い致します。
コリン・コバヤシ
会長 : イヴ・ルノワール
2011年12月16日パリ
主題 : ミッシェル・フェルネックス教授の論文のプレゼンテーション
拝啓 
私はイヴ・ルノワールと申しまして、フランスのNPO<チェルノブイリ/ベラルーシーのこどもたち>の会長をしております。当会は2001年4月 27日にベルラド放射線防護研究所(政府とは独立した機関)所長をしていましたヴァッシーリ・ネステレンコ教授からの要請に基づいて設立されたものです。
私たちの会は、ベルラド研究所
<http://belrad-institute.org/>の科学的、人道的な活動に財政支援し、 ミンスクのベラルーシー科学アカデミー
<http://biobel.bas-net.by/igc/en/Antimut_e.htm>の遺伝子保全研究所に近代的な機材投資を行ない、それによって、体内に取り込まれたセシウム137の遺伝上の影響を調べるためです。ベラルーシー政府は、これらの課題に財政投資することを拒んでいます。
ここに添付しております書類に署名しているミッシェル・フェルネックス教授は世界保健機関(熱帯病治療)の専門家でした。20年以上、彼は、卓越し た医者、学者などと連携しながら、体内に取り込まれた放射性物質による影響の問題〔内部被曝問題〕を非常に身近に追求してきました。
この資料は、放射線による危機の初期の保健衛生上の影響について皆さんの注意を喚起するだろうと思います。特に卵割から八週以内の胎児、それ以後の 胎児に対するヨウ素131の重大な衝撃を彼は強調しています。汚染から免れた地域で収集されたデータと比較して、彼が記述する偏差を明らかにすることは、 福島の惨事が開始された後、放射線汚染による環境の公共衛生上の問題の重要性に関して、明白な証拠をもたらすでしょう。
私たちは、彼の発表に、性差と比率の問題と放射性物質による内部被曝の他の影響に関する二枚の論考を添えておきます。
これらの資料を皆さんに知って頂けたことに感謝致します。
敬具
Yves Lenoir
=====ミッシェル・フェルネックス教授の論文=====
ミッシェル・フェルネックス
2011年11月30日 
フランス、オー=ラン県 ビーダータル
AP通信社は11月21日、「福島第一原発の事故による健康被害の実態は、明らかにならない可能性がある」という記事を配信した。これを読むと、次 のような疑問が浮かぶ。「人々をできるだけ被ばくから守り、犠牲を最低限に食い止めるための最適な方策を、いったいどの機関が日本政府に進言できるだろう か」。福島原発の管理者は、原発の計画をたて、建設を実行した最初の誤ちから、津波到来の1時間も前、すでに地震によって原発が壊れていたことを隠蔽した 過ちまで、一貫して責任を負っている。これは明らかな人災で、結果として、環境中への放射能漏れの対応に遅れが生じた。
●● IAEAに従属するWHO
1946年の世界保険機構( WHO)憲章で、WHOは、医療部門において適正な技術を提供する義務がある、と定められている。緊急時には、政府が要請するか、あるいはWHOの介入に 合意が得られたあとで、その役割を実行することになっている。WHOは健康に関する全ての情報、アドバイスおよび援助を与え、健康に関する世論をしっかり 記録に残す義務がある。ところが、これらの義務はまったく遂行されていない。
WHOはもともとこうだったわけではない。1957年に設立された国際原子力機関(IAEA)との間で交わされた合意(1959年、 WHA12.40)によって、原子
力分野での独立性を失ったのである。より最近では、放射線関連分野におけるWHOの活動は縮小しており、福島に介入したのもIAEAであった。
あまり問題とされてはいないが、IAEAは、福島やチェルノブイリのような原発大惨事が起こるたびに、大きな決定権を発揮できる、という国際原子力 機関憲章をもつ。IAEAは自らの憲章に忠実で、1996年4月8日~12日にウィーンで開催されたチェルノブイリに関する国際会議会報のように、 IAEA出版物には度々、憲章の第二条が引用されている。IAEAの主要目的は「全世界の平和、健康、繁栄に対して原子力産業が果たす役割を推進し拡大す ること」なのである。
言い換えれば、国連組織であるIAEAは、原子力産業を推進し、その商業プロジェクトを支援するための機関である。WHO、FAO(国連食糧機 構)、ユニセフなどの国連諸機関のなかで、IAEAはその最上部に位置している。さらに、法的に見ると、WHOは、健康および放射線分野での独立性をもた ない、あるいは存在すらしていない。原子力産業を代弁するIAEAは、深刻な病気の数々と放射能の関係を認めない。彼らの意図は原子力産業を保護すること であり、放射能汚染から人々を保護したり被災者を支援することではない、とIAEAの指針にはっきり示されている。
従って、国の保健当局は、原発事故の際にIAEAに忠告を求めてはならない。IAEAは経済的配慮を優先するため、被ばくによると思われる健康被害を過小評価したり否定したりする。その結果、強度の汚染地域からの住民の避難が遅れる可能性もある。
●● まず性差に表れる放射線の影響
行政が福島の住民、特に放射能の影響を受けやすい子供たちにヨード剤を配布しなかったのは理解に苦しむ。ヨード剤は高価なものではない。ポーランド の例を見るように、たとえ百万単位の子供たちに配布しなければならないとしても、効果があったことだろう。原発から放出されたヨウ素131が到来する前に 一錠飲むだけで予防になった。
AP通信社の記事は、原発事故の影響がまず子供たちに現れることを伝えていない。細胞分裂の早い成長期の子供は、成人に比べて千倍も放射能の影響を 受けやすい。妊娠八週以内の胎芽が死亡するリスクもある。すなわち早期流産である。86年のチェルノブイリ事故前の統計と比較すると、事故後、女児新生児 の5%が死亡している。最も汚染されたベラルーシとロシアでは、このために新生児の男女比が最大となっている。分娩時の女児死亡はチェルノブイリ後の東欧 およびバルカン諸国でも見られ、ドイツでも同様に急増した。しかし汚染が局地的あるいはほとんどなかったフランスやスペインでは性差にあまり差異は見られ なかった。このデータは性比が放射能汚染の度合いに比例して変化することを示している。
通常の性比は男1045に対して女1000前後で、地域別に見ても大差はない。放射能の影響で性比が変化した例は他にもある。例えば高濃度のトリウ ムを含むモナザイト岩地域、インドのケララ谷は、自然放射線レベルが通常の6倍も高く、ここの住民にはダウン症などの先天性異常が多い。また、自然放射線 レベルが通常の周辺地域には見られない性比が認められている。(Padmanabham)
チェルノブイリでは死産、周産期死亡および先天性異常の増加が見られた。もっと後になってからだが、心臓の先天異常も見られた。50年代に行われた アリス・スチュワート医師の研究では、胎内で被ばくした胎児は後に白血病や癌(脳腫瘍)を発病するリスクが高いことが分かっている。
●● 放射線と免疫機能低下
チェルノブイリでは子供たち、特に小さい子供や幼児の1型糖尿病が増加し、昏睡の症状が確認された。通常は、遺伝的要因からくる自己免疫異常や新た な突然変異によるものだが、チェルノブイリでI型糖尿病を発病した小さい子供や幼児たちは糖尿病家系ではないことが特徴的だった。
事故後、被ばくが免疫機能に影響を与えることがベラルーシで明らかとなっている。そのため、福島周辺住民の白血球および抗体グロブリンの長期的調査 が必要である(チトフ教授の研究を参考)。調査結果は、福島から離れた九州などの汚染されていない地域の対象群と比較しなければならない。
汚染地域の子供たちの免疫調査では、膵臓ランゲルハンス島のベータ細胞および甲状腺細胞に対する自己抗体に注意を払う必要がある。橋本甲状腺炎の原 因にはI型糖尿病と同じように遺伝子が関連すると考えられている。性ホルモンなどその他の内分泌腺は、特に思春期に機能不全を引き起こすリスクがある。た とえば、生理の遅れやウクライナで急増した男性不妊症だ。アレルギー性疾病も汚染地域の子供たちの間で増加すると思われるが、これらの調査はいずれも、非 汚染地域の対象群と比較すべきである。チェルノブイリでペレヴィナ教授が子供にレントゲンを短時間照射し細胞の過敏性(リンパ球培養)を調査したが、同じ 調査を福島でも行う必要がある。
食品による内部被ばくにより免疫が低下したチェルノブイリの子供や幼児は、事故から何年も経ってからも頻繁に感染症にかかっている。汚染されていない地域に比べて合併症や慢性化によって悪化する率が高い。
被ばくによって引き起こされるゲノム不安定性は遺伝的に受け継がれる。調査は、子どもの祖父母から始まって、これから何世代にも渡って続ける必要がある。
●● 被ばくとガン
甲状腺ガンは五歳児では百万人に一人という、子どもには稀な病気だが、今後は五歳未満の子供たちの間でも増大するだろう。被ばくした胎児・新生児の 場合、甲状腺ガンの潜伏期間は非常に短く、浸潤性の甲状腺乳頭ガンが極めて速く進行する可能性がある。チェルノブイリ後、甲状腺腫、甲状腺炎および甲状腺 機能不全などの甲状腺の病気が増加した。その他のガンは潜伏期間が長く、最大で35年である。スウェーデンのクロンベルクとベラルーシのオケアノフは、 チェルノブイリ事故から十年後に様々なガンが増加する、という明白な傾向をつかみ、二十年後には一般的なガンの発生率が統計的に顕著に上昇することを確認 した。
放射線を受けた若い人々は、若くしてガンを発病するなど、若年性老化のリスクがある。被ばく量の等しいリクビダートル(原発事故処理作業員)たちと 比較すると、若いリクビダートルの発ガン率は年配のリクビダートルより著しく高かった。オケアノフはまた、被ばく総量より被ばくした時間の長さがよりリス クを高める要因であることを示した(1996年4月8日~12日のウィーン国際会議のIAEA会報279ページ参照)。ガンの調査においては、年々減少す るであろう死亡率をパラメータにするのではなく、特に被ばくした人々の発ガン率、また従来より20年早まるであろう発ガン年齢に注目する必要がある。発ガ ン率と発ガン年齢は10~20年後、統計的に顕著な変化が見られると思われる。
若いリクビダートルの失明も、年配者より頻繁に発生した。これは微小循環障害を伴う網膜の変性疾患で、数年後に黄斑に現れる。
チェルノブイリ事故後、最初の死因はガンではなく、脳と心臓の合併症を伴う心臓血管病と高血圧だった。医師にはこうした合併症の予防に力を尽くして欲しい。
被ばくした幼児は、通常より若い年齢で橋本甲状腺炎および1型糖尿病を示す危険がある。性ホルモンの異常による症状などその他の内分泌腺の病気は性機能を不調にし、特に思春期の女性には生理の遅れ、男性には男性不妊症という症状が現れる。
●● 内部被ばくを避けるには
放射能から子供を守るために最も重要なのは、食べ物による内部被ばくを避けることだ。危険なのは外部被ばくよりもむしろ内部被ばくである。体内に取 り込まれた放射性物質は、胸腺、内分泌腺、脾臓、骨の表面および心臓といった特定の内臓に蓄積する。チェルノブイリの事故後にバンダジェフスキーが行った 研究によると、大人の内臓に蓄積された濃度の二倍近いセシウム137が同地域の子供の内臓から検出された。最も濃度の高かったのは、新生児、乳幼児の膵臓 および胸腺だった。
チェルノブイリ後にセシウム137が体内に蓄積された子供たちの八割は病気で、心臓疾患も多い。事故前のベラルーシでは健康に問題のある子供は2割程度で、ベラルーシの汚染されていない地域では事故後でも変化が見られなかった。
子供たちは放射線測量計を身につけるより、ホールボディカウンターを定期的に学校に搬送し、子供たちのセシウム137体内蓄積量を調査する必要があ る。体重1キロ当たり20ベクレルの値を超えている場合にはペクチンを与え、汚染された食品の摂取を避ける必要がある。また子供を汚染地域外でしばしば保 養させるのも効果的だ。
ペクチンはストロンチウム90、セシウム137、ウラン誘導体の体内摂取を減らすとともに、体外への排出を促進する。イタリア、イスプラの欧州委員 会研究所の専門家たちは、ペクチンが安全で放射能の排出に効果的なサプリメントであるとみなしている。(Nesterenko V.I.他「アップル
ペクチンによるチェルノブイリの子どもの体内のセシウム137の除去効果」SMW 134: 24-27. 2004)
汚染された子供たちには、抗酸化物質として作用するビタミンE、ビタミンA、カロチンも有効であり、ニンジン、赤かぶ、赤い果物などを与えるのが効果的だ。
以上はAP配信記事に対する意見である。記事によると、放射能事故を原因とする成人の死亡例はまだ出ていないようだ。汚染地域で小児科医、遺伝学 者、免疫学者たちによる出生時から思春期までの継続した疫学調査・医学調査を行うことを強く要請したい。この調査には、汚染されていない地域で、年齢・性 別の分布、職業、生活水準、居住地域の人口密度など環境的に類似した対象群を選ぶことが重要である。
(翻訳:小川万里子  編集:藤原かすみ)
●ミッシェル・フェルネックス Michel Fernex 略歴
1929年ジュネーヴ生まれのスイス人。医学博士。ジュネーヴ、パリ、ダカール、バーゼルで医学を学ぶ。後、セネガル、マリ、ザイール、タンザニアなどア フリカ諸国に勤務、またフランス、スエーデンでも勤務し、寄生体学、マラリア、フィラリア症の問題で、世界保健機関と15年間,共同作業を行う。スイス・ バーゼル大学医学部教授に任命。臨床医学,及び熱帯医学専門医。66歳で退職。以後、IPPNWの会員、またNPO「チェルノブイリ/ベラルーシーのこど もたち」(ETB)を仏緑の党創立メンバーで反核の闘士であった夫人のソランジュ・フェルネックスと2001年に創設。また2007年から、ETB、 IPPNW, CRIIRAD、仏脱原発ネットワークなどとWHO
独立のためのキャンペーン(Independent WHO)を組織。キャンペーン会員はジュネーヴのWHO本部前で毎日8時から18時までピケを張っている。(過去に、ジャン・ジーグレール、ダニエル・ ミッテラン、クリス・バスビー、チェルトコフ、ヴァシーリ・ネステレンコがヴィジーに参加)
(以上、転載終わり)

2012年9月29日土曜日

食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表(古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新)

古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新
TOP>http://office-aoba01.seesaa.net/
2011年09月05日 00:02
食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表
http://office-aoba01.seesaa.net/article/224287087.html



■ 常総市お役立ちリンク集



 

2011年09月05日 00:02

食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表

この記事は、放射能が安全だと信じている方むけの情報ではございません。
放射能は危険だ、放射能のことが心配だ、恐ろしいと思われている方むけに書いている。

自分は対象外だなと思われる方は、どうぞこのページを閉じて下さい。

『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)について連載してきたが、今回は最終回だ。
下表は『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』内に示されているデータを取りまとめたものである。
なお、除去率の「平均」の欄の色分けは注意喚起の意味を込めて私が勝手にしたものである。
黄色は除去率が25%を超えて50%以下のもので、赤色は除去率が25%以下のものとなっている。

この表の見方を少し解説する。
たとえばキャベツの1%塩漬け、あるいは2%塩漬けでもセシウム-137の除去は0%で、期待できないと考えた方が良いと言うことを意味する。

キュウリは皮を取るだけではストロンチウム-90を39.5%しか除去できない。一方、1%食塩水30分間浸漬を行えばストロンチウム-90を64.7%除去できる。酢洗い・酢漬けによれば放射性物質を94%除去できると言うことになる。

精米したお米(白米)は、ストロンチウム-90を85.3%、放射性セシウムを65.0%それぞれ除去できる。さらに、9月2日のブログの表より、お米をとぐことによりストロンチウム-90は50%除去される。すなわち、
100-85.3=14.7%
14.7×0.5=7.35%
100-7.35=92.65%
となり、ストロンチウム-90は玄米の時に比べて92.65%も除去できると言うことになる。
なお、これはあくまで計算上であり、絶対この値になるというものではないという点には注意が必要だ。
もともと放射性物質濃度の低いものを食べることができれば、それが何よりだ。

放射性物質濃度が分からず、でも食べなければならないと言うときに、この表は役立つものと思う。

なお、キッチンにこの表を貼れるようにPDFファイルでも表を用意した。

種類 食品名
調理法 放射性物質 除去率(%)
平均 範囲
穀類 精米 rice.JPG 玄米→白米 ストロンチウム-90 85.3 64.3~95.2
放射性セシウム 65.0 57.0~79.7
スパゲッティ パスタ 煮沸 放射性セシウム 76.1 65.1~88.9
野菜類 えだまめ えだまめ 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 74.8 74.8
えんどう   水そそぎ ヨウ素-131 50 32~90
ボイル ヨウ素-131 77 65~96
カブ カブ ボイル ポロニウム-210 53 53
カリフラワー   水そそぎ ヨウ素-131 67 48~87
ボイル ヨウ素-131 88 85~90
キャベツ キャベツ 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 26.8 26.8
外葉を取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 55 55
1%塩漬け セシウム-137 0 0
2%塩漬け セシウム-137 0 0
ボイル ポロニウム-210 30.5 30.5
キュウリ きゅうり 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.7 64.7
皮取り ストロンチウム-90 39.5 39.5
酢洗い・酢漬け 放射能 94 94
グリーンピース   缶詰 セシウム-137 0 0
コマツナ   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
サツマイモ(皮) さつまいも 水洗して、あく抜き ストロンチウム-90 15 15
水洗して、あく抜き セシウム-137 26.2 26.2
さやいんげん インゲン 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 17.4 17.4
さやいんげん(汚染から収穫まで26日)   水洗後の可食部 ストロンチウム-85 46 46
ルテニウム-103 76 76
セシウム-134 2 2
水洗後の可食部、煮沸15分 ストロンチウム-85 72 72
ルテニウム-103 90 90
セシウム-134 48 48
さやえんどう さやえんどう さやを取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 36 36
水洗、さや取り ストロンチウム-89 93 93
水洗、さや取り、水あく抜き ストロンチウム-89 96 96
じゃがいも じゃがいも 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 24.2 24.2
生、皮むき セシウム-137 36 36
丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 10 10
丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 16 16
丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 25 25
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 22 22
皮むき丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 13 13
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 4 4
下ごしらえと煮沸 ストロンチウム-90 64 64
フライ ストロンチウム-90 50 50
じゃがいも(身)   ボイル ポロニウム-210 41 27~55
じゃがいも(皮)   ボイル ポロニウム-210 38.5 22~55
シュンギク   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
セロリー セロリー 水そそぎ ヨウ素-131 40.5 32~55
ボイル ヨウ素-131 77 72~86
玉ねぎ タマネギ 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 37.1 37.1
トマト トマト 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 21.8 21.8
水そそぎ ヨウ素-131 64 47~95
ボイル ヨウ素-131 75 51~92
水洗してスライス ストロンチウム-90 28.3 28.3
ジュース ストロンチウム-90 20 20
濃縮トマトジュース ストロンチウム-90 36 36
ナス(皮付き) なす 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 59.1 59.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 44.4 23.8~65.0
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 66.4 66.4
皮取り ストロンチウム-90 27.9 27.9
ナス(果肉)   水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 53.8 53.8
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.9 64.9
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 63.6 63.6
ニンジン ニンジン 皮をかき取って水洗してボイル ストロンチウム-90 19.4 19.4
生、皮むき セシウム-137 55 55
丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 14 14
丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 18 18
丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 46 46
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 34 34
皮むき丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 24 24
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 40 40
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 0 0
パセリ パセリ 水洗い ヨウ素-131 13 13
セシウム-134 39 39
セシウム-137 40 40
春玉ねぎ タマネギ 水洗い ヨウ素-131 82 82
セシウム-134 >64 >64
セシウム-137 >83 >83
ピーマン ピーマン 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 16.1 16.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 13.4 10.3~16.5
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 24.6 24.6
0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 33.7 33.7
フキ   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
ブロッコリー ブロッコリー 湯がき ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 90 90
湯がき、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
ホウレンソウ ほうれんそう 煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
煮沸(あく抜き)、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
煮沸(あく抜き) ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 60 60
下ごしらえ、煮沸 ストロンチウム-90 20 20
水洗い ヨウ素-131 93 93
セシウム-134 >59 >59
セシウム-137 89 89
ミヤマイラクサ(山菜)   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
レタス
(サラダ菜)
レタス 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 59.6 59.6
水そそぎ ヨウ素-131 57.5 26~93
水洗い ヨウ素-131 32.5 13~52
セシウム-134 43 36~50
セシウム-137 54 42~66
魚介類 カキ カキ 水道水洗浄 ストロンチウム-90 8.8 8.8
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 19.4 19.4
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 28.8 28.8
かわます   ボイル(魚/水=1:1) セシウム-137 48 48
ボイル(魚/水=1:1、塩/魚=0.9%) セシウム-137 56 56
オーブンで焼く(調理用脂肪3%) セシウム-137 23 23
オーブンで焼く(調理用脂肪3%、塩1.3%) セシウム-137 16 16
小エビ   とりたてをゆでる ラジウム-226 10 10
ポロニウム-210 65 65
たら(身)   非可食部を除く ラジウム-226 83 83
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 61 61
ニシカワカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 76 76
ポロニウム-210 60 60
鉛-210 61 61
ニシン(身)   非可食部を除く 鉛-210 80 80
ハマグリ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 28.4 28.4
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 35.7 35.7
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 74.7 74.7
ムール貝   下ごしらえと煮沸 コバルト-60 0 0
銀-110 10 10
セシウム-137 20 20
煮沸湯10分ゆで蒸し ラジウム-226 99 99
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 97 97
メキシコエビ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 31.6 31.6
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 62.5 62.5
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 72.1 72.1
モトマコカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 80 80
ポロニウム-210 36 36
鉛-210 51 51
果実類 いちご イチゴ 水そそぎ ストロンチウム-89 31 31
水そそぎ セシウム-134 36 36
なし 手そそぎ ストロンチウム-89 5 5
手で皮はぎ ストロンチウム-89 20 20
洗剤水洗 ストロンチウム-89 30 30
もも 手で皮はぎ セシウム-134 97 97
茶類 茶葉   煮沸 放射性セシウム 6.8 6.7~6.9
【参考文献】
『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)、1994.3.31

【注意】
除去率の色分けは注意を喚起するために私、古性が勝手に行ったもので単なる参考です。
食品の調理や加工により、どれだけ放射性物質を除去できるかを知ることは、被曝を考える際に重要であると考えます。
被曝は足し算なので、放射性物質濃度の高いものを食べてしまったときは、別の低いもので調整するなどして、トータルの被曝量をできるだけ低く抑えることが重要だと思います。
福島原発事故以前に公表されたこれらのデータを有効活用することにより、将来内部被曝で苦しむ日本国民が一人も出ないようにして頂ければと願ってやみません。



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posted by 古性隆 at 2011年09月05日 00:02