2012年3月8日木曜日

妊婦と子どもだけでも避難させてほしい――放射能汚染が深刻な福島市渡利地区住民の切実な訴えにも無策



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昨年の記事で恐縮ですが、掲載しようと思いつつ忘れていました。マスコミの伝える汚染地域の状況と、現地の一部の方々の考えは、違う部分がかなりあるようです。つまり、「避難したい」「移住したい」と言う意見は、マスコミは、ほとんど取り上げず、「帰村」の話ばかり報道します。以下、全文引用。


週刊東洋経済(政治 経済)から全文引用
妊婦と子どもだけでも避難させてほしい――放射能汚染が深刻な福島市渡利地区住民の切実な訴えにも無策の政府
- 11/10/29 | 00:00
(1) http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/850f95c85a6cf9fe7b20c0218d81672f/
(2)http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/850f95c85a6cf9fe7b20c0218d81672f/page/2/
(3) http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/850f95c85a6cf9fe7b20c0218d81672f/page/3/

(1)
写真URL
http://lib.toyokeizai.net/public/image/2011102800987157-4.jpg

 福島県庁から約1キロメートルの近距離にある福島市渡利地区――。
東京電力福島第一原発事故放射能に汚染された同地区の住民らが10月28日、東京千代田区の参議院議員会館で政府関係者に妊婦子ども放射能から守るための取り組みの実施を求める署名簿(1万1179筆)を提出した(タイトル横写真)。
地区全体を対象とした詳細な放射能の測定および地区全体の特定避難勧奨地点指定、妊婦子ども避難に対する国の支援措置などを求めて政府関係者と交渉した。特定避難勧奨地点原発事故後の1年間の放射線の積算線量見込みが20ミリシーベルト超)に指定された場合、住民は避難の際に政府による支援を受けることができる。
政府側からは、内閣府原子力災害対策本部の原子力被災者生活支援チームや原子力安全委員会などの担当者が出席。2時間以上にわたって議論が続けられたが、出席した住民からは「政府には妊婦子どもに配慮する姿勢が見られなかった」(阿部裕一さん、38)などと、落胆する声が相次いだ。
写真URL
http://lib.toyokeizai.net/public/image/2011102800987157-1.jpg

■「妊婦子どもはまったく配慮されていない。一律、20ミリシーベ
ルトの基準に押し込まれている」と語る渡利地区住民の阿部裕一さん
住民が政府に求めたのは、以下の6点。すなわち、
(1)渡利地区全体を国が特定避難勧奨地点に指定すること
(2)詳細な放射能測定を地区全域で再度実施すること
(3)妊婦子どものいる世帯については、福島県伊達市南相馬市と同様に、一般の基準よりも厳しい特別の基準を設けて特定避難勧奨地点に指定すること
(4)放射能の積算線量の推定および特定避難勧奨地点の指定に際しては、原子力安全委員会の通知に従い、食物摂取や浮遊物質の吸収をはじめとするすべての経路による内部被ばくと土壌汚染の程度を考慮に入れること
(5)自主避難者に対する補償および国や市による立て替え払いの実施
(6)住民の意見を聴取する場の設定およびその結果を特定避難勧奨地点指定の検討に反映させること
だが、政府の担当者は、「渡利地区全体を特定避難勧奨地点に指定する考えはない。除染をしっかり行うことで住民の不安を払拭したい」「南相馬市では地域の事情などを勘案して特定避難勧奨地点の設定をしたが、福島市の場合は同地点の基準に該当する2カ所の住民に避難の意思がなかった(ために指定しなかった)」との説明に終始した。


(2)
除染着手には時間がかかる。それを待たずに、今すぐにでも放射能汚染についての詳細な調査はできるはず」「せめて除染が終わるまでの間、妊婦子どもだけでも国の責任避難生活の保障をしてほしい」。
住民からはこんな切実な声が上がったが、「みなさんのお気持ちは承った。ただし、(すみやかに調査しますということは)ここでは決めかねる。難しいところもあろうかと思う。検討はしていく」(原子力被災者生活支援チームの茶山秀一課長)などと、政府側は歯切れの悪い答弁を繰り返した。
渡利地区の住民が政府に不信感を抱くのには理由がある。渡利地区では8月下旬に、政府原子力災害対策本部および福島県による放射能汚染に関する調査が実施されたが、同地区で暮らす約6700世帯のうちで5000世帯以上が調査の対象から外れされた。
危機感を抱いた住民の声を踏まえて、「福島老朽原発を考える会」などの市民団体放射能測定の専門家である神戸大学の山内知也教授に依頼して9月14日に地区の汚染状況を調査したところ、学童保育室の前で子どもが遊び場として利用している神社の敷地内で、2.7マイクロシーベルト/時(高さ50センチメートル)の高い放射線量を計測。
写真URL
http://lib.toyokeizai.net/public/image/2011102800987157-2.jpg

■「自宅の庭先で5.8マイクロシーベルト/時の高い放射
線量が判明した」と語る地元町内会長の高橋照男さん
南相馬市適用された妊婦子どもに関する特定避難勧奨地点の指定基準をはるかに超えているのに、国の調査対象外になっているのはおかしい」という声が上がった。
また、福島市除染のモデル事業を実施した渡利小学校の通学路沿いの住宅前にある雨水ますや側溝でも、各22.6マイクロシーベルト/時、5.5マイクロシーベルト/時(ともに高さ1センチメートル)の高線量を記録。「側溝の泥すくい程度では十分な除染の効果は期待できない」と住民は考えた。


(3)
しかし、政府は住民の不安を取り除くための方策を用意しなかった。「国のやり方で測ってきた」(茶山課長)とはいうものの、「それならばなぜ特定避難勧奨地点の基準に該当した2地点を指定しなかったのか」との住民の指摘には、「住民の方が望まなかったから」と返答。
「それはおかしい。指定したうえで、避難するかどうかは住民に意思に委ねるのが本来のあり方ではないか」との住民の疑問にもきちんと説明できなかった。
渡利地区では10月8日に福島市による住民説明会が開催された。その場で「なぜ、特定避難勧奨地点に指定しないのか」との住民の質問に市の幹部は「あくまで国が設定するもの。市が口をはさめるものではない」と答えた。
だが、10月28日の住民との話し合いで政府側は、「地元の実情も考慮して(指定をしないとの)結論を出した」(前出の植田課長)とした。国と県や市の間でどのような検討を踏まえて指定を見送ったのかについては明らかにされなかった。
「渡利の子どもたちを守る会」の菅野吉広代表(43)は、小学生の子ども2人を持つ。その菅野さんは政府に詳細な再調査の実施を迫った。
しかし、政府側は「除染を進めたい」と繰り返すばかり。しかし、その除染についても、「地区内で汚染土の仮置き場が決まらなければいつまでたっても着手できない」と菅野さんは指摘する。「その間、住民は被ばくし続ける。せめて妊婦子どもだけでも安全なところに避難できるようにしてほしい」と菅野さんの訴えは切実だ。
政府の無策が住民の生命を脅かしている。
写真URL
http://lib.toyokeizai.net/public/image/2011102800987157-3.jpg
■交渉には、7人の政府担当者が出席した。左端は福島みずほ社民党党首
(岡田 広行 =東洋経済オンライン)


☆以上、 東洋経済オンラインから全文引用

20120229 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章



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20120229 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
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tacc77 さんが 2012/02/29 にアップロード

東電・政府発表の言葉のウソ「除染はできません/(中間貯蔵施設は)1度やったら
ば動かない」小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/03/01/tanemaki-2012feb29/

・この1年間、東電と政府が発表してきた言葉「一部損傷 爆発的事象 冷温停止状
態 除染 中間貯蔵施設」
のウソについて
です。ゲストのビデオジャーナリストの神保哲生氏とともに説明、批判しています。

ノーカット(wma)
http://goo.gl/QklTC

文字起こし転載ブログ
20120229 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://ameblo.jp/l1ksy9j4ve8neao8-ih6sde0/entry-11180464718.html

20120227 [1/2]たね蒔き「東電どうなる?ツケは国民にまわされる![2/2]



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      YouTubeから20120227 [1/2]たね蒔き「東電どうなる?ツケは国民にまわされる!」
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20120227 [2/2]たね蒔き「東電どうなる?ツケは国民にまわされる!」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=u1MwJcS6Mms

さんが 2012/02/27 にアップロード      
1/2 → http://www.youtube.com/watch?v=J9deXM-g-jA

来月、東京電力の再建計画が発表されます。多額な税金が投入され、金融機関も追加融資、社内カンパニー制で、再来年には黒字になるという骨子が明らかになっています。これ­で国民が望む電力会社に変わるのでしょうか?被災者への補償、除染、廃炉、発送電分離、原発といった問題は前に進み、東京電力が責任をとる体制になるのでしょうか?電力会­社や原子力政策に携わる人たちの取材を続けている経済ジャーナリストの町田徹さんにスタジオに来てもらいます。
原発事故については京都大学の小出先生に聞きます。

ノーカット(wma)
http://goo.gl/Ca5tE


      



20120227 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Nxswl2lmrNc


acc77 さんが 2012/02/27 にアップロード
汚染水タンク1000基「原子炉建屋の地下もタービン建家の地下も漏れたって見えない だからただただ放置されてる」小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/28/tanemaki-2012feb27/


・飛行禁止区域が20キロ圏から3キロ圏に縮小し、福島第一原発周辺を空撮。その際に汚染水タンクが1000基並んでいる写真が新聞に掲載。それを受けて、現在の汚染水漏­れについて
・政府の事故調査・検証委員会が海外の原子力専門家を招いた会合を行った。そのなかで海外専門からの批判が相次いだことについて。

ノーカット(wma)
http://goo.gl/Ca5tE

「文字起こし」転載
ブログ
20120227 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://ameblo.jp/l1ksy9j4ve8neao8-ih6sde0/entry-11180459176.html

20120223 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章



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 南相馬「黒い物質」セシウム108万Bq/kg検出「東京などでも特別にそういう強烈なものが集まっている場所はあるはず」小出裕http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/24/tanemaki-feb23/
・2号機の圧力容器底の温度上昇がおきていること、特に「12度の差」について
・停止中の原発の危険性・原子炉の劣化について
・南相馬市にて「黒い物質」セシウム108万ベクレル/kgが検出されたことについて
ノーカット(wma)
http://goo.gl/VKeOX
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20120223 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
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20120228 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章



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tacc77 さんが 2012/02/28 にアップロード
民間事故調の調査 東電拒否「応じないというのは恥ずかしい会社だ」小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/29/tanemaki-2012fe28/
福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)の調査報告書について言及。東電が調査を拒否したことについて
原子力安全・保安院が、福島第一原発1号機の非常用復水器の配管の設計変更があったことを放置していたことについて
東電ら電力会社3社が、文科省に巨大津波への警戒の表現を変えるように要求し、それを文科省は受け入れていたことが判明したことについて
ノーカット(wma)http://goo.gl/3hHD3
「文字おこし」転載ブログ
20120228 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://ameblo.jp/l1ksy9j4ve8neao8-ih6sde0/entry-11180464302.html

「ワタミで飲まない会」入会のご案内(Afternoon Cafe)



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★阿修羅♪ >  から全文引用    

   
「ワタミで飲まない会」入会のご案内(Afternoon Cafe)
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/261.html
(投稿者 堀川 日時 2012 年 2 月 26 日 10:31:18: YXgkZLRTFAguM)


http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-884.html
昨日に引き続きコメントからの引用です。
観測霊さんありがとうございます。
少し橋下市長ネタからは外れて、長くなりますが…。
まず、こちらの痛ましい事件から。
http://os7.biz/u/S29vt
ワタミ社員の自殺、労災認定 入社2カ月の女性
(引用ここから)
朝日新聞デジタル 2012年2月21日22時53分
  居酒屋「和民」を展開するワタミフードサービス(東京)の神奈川県横須賀市の店に勤め、入社2カ月で自殺した女性社員(当時26)について、神奈川労災補 償保険審査官が労災適用を認める決定をしたことがわかった。横須賀労働基準監督署が労災を認めず、遺族が審査請求していた。
 決定は14 日付。決定書や代理人弁護士によると、女性は2008年4月に入社し、横須賀市内の居酒屋に勤務。連日午前4~6時まで調理業務などに就いたほか、休日も 午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、リポート執筆が課された。6月12日、女性は自宅近くのマンションから飛び降りて自殺した。
 審査官は、深夜勤務で時間外労働が月100時間を超え、休憩や休日も十分に取れなかったと指摘。不慣れな調理業務に就いていたことにも触れて、「業務による心理的負荷が主因となって精神障害を発病した」と認定し、業務と自殺の因果関係を認めた。
 女性の父親(63)は「過酷な労働条件で、会社に責任があると認められたのはよかった。同じ状態で働いている人を少しでも救ってほしい」と話した。
 親会社の「ワタミ」は「内容を把握していないため、コメントは差し控えさせていただきます」としている。(引用ここまで)
その労災認定を受けた渡邉会長のツイートがこちら↓
http://os7.biz/u/w6tJW
(引用ここから)
わたなべ美樹@watanabe_miki
労 災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです
2012年2月21日 - 20:55モバツイ / www.movatwi.jpから
(引用ここまで)

入社2ヵ月目の新入社員の残業時間が140時間。どう考えても異常です。新入社員でなくたって異常です。ですが「労務管理 できていなかったとの認識は、ありません」だそうです。これをブラック企業と言わずしてなんと言う。
しかし…。
http://os7.biz/u/HT60i
(引用ここから)
わたなべ美樹@watanabe_miki
ワタミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません。 RT @yuni1250: ワタミさんに本当、都知事になってほしかったなー。噂通りのブラック会社だと、おもいますが東京かなりかわっただろうなー…“@watanabe_miki:
2011年6月15日 - 22:11モバツイ / www.movatwi.jpから
(引用ここまで)

だそうです(ここで渡邊会長の知事待望論を、ブラック企業だと認識しながら表明しているyuni1250氏が酷いのは言うまでもありませんが)。まず渡邊会長の「ブラック企業」の定義が知りたいです。
さて、前置きが長くなりましたが、
http://os7.biz/u/PahJt
ワタミ会長、ダブル顧問就任へ 大阪府・市の「助言役」
(引用ここから)
asahi.com 2011年12月28日14時31分
 大阪府の松井一郎知事は28日、飲食店チェーンを展開するワタミの渡辺美樹会長が、府特別顧問に就任することを明らかにした。教育に関するアドバイザー役として、大阪市特別顧問にも就く予定という。
 渡辺氏は神奈川県教育委員や政府の教育再生会議委員を歴任。松井氏と橋下徹大阪市長は20日、渡辺氏にアドバイザー就任を要請していた。府市統合本部での教育基本条例案の議論にも参加する予定で、松井氏は「すごい議論になりそうで楽しみ」などと述べた。
 松井氏はまた、府市の事業を整理して予算の5%分、約4千億円の歳出削減をめざすとした方針について、来年9月ごろにめどをつけ、2013年度予算に反映させる考えを示した。
(引用ここまで)

実 際に就任はしなかったようですが、社員を過労死させて悪びれもしない人が大阪の教育に何を言っても薄ら寒いだけです。橋下市長を支持している人の中には、 今回の渡邉会長のツイートを批判している人もおられるようですが、このアドバイザー要請をどう解釈しているのでしょうね。
現在大阪府市併せて26人の特別顧問がいるそうですが、そこに集まった人たちが皆、渡邉会長のような価値観の持ち主でない事を祈るばかりです。

村野瀬玲奈さんのエントリーも引用させていただきましょう。
◆村野瀬玲奈の秘書課広報室
労災死亡者を出した企業経営者の責任を裁判で問うべきではないかと思った。 (ワタミ社員の自殺の件)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3217.html
(前略)
次の記事には、自殺したワタミ元社員の女性が自殺に至る苦しみの中で書いた日記の写真が出ています。
●北海道新聞
ワタミ社員の過労自殺を認定 入社2カ月の26歳女性
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/352327.html
2012/02/21 20:38、02/21 21:34 更新
  居酒屋チェーンのワタミフードサービス(東京)社員だった森美菜さん=当時(26)=が入社2カ月後に自殺したのは「長時間労働による精神障害が原因」と して、神奈川労働者災害補償保険審査官は21日までに、遺族の労災申請を不支給とした横須賀労働基準監督署の決定を取り消し、労災と認定した。遺族側の弁 護士が同日発表した。
 決定書は「時間外労働は月約140時間以上で休日を十分取得できる状況ではなかった。業務の負荷が主因で適応障害を発病し、自殺を思いとどまる力が著しく阻害されていたと推定できる」とした。決定は14日付。
(転載ここまで)
あんまりです。こんな理不尽な死に追いやられた被害者の日記は、涙なしに読むことができません。これは殺人とどう違うというのでしょうか...。
ここで、ワタミによるこの理不尽に怒る記事を三つリンク紹介させていただきます。
●ぽぽんぷぐにゃん
【ニュースとあそぼう!ぽぽんぷぐにゃん】きょうのニュース。 - 2012.02.22
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/8f8dbd25ce4e4689f89f628a3a6ffa74
2012-02-23 06:02:50
●デジタルマガジン
ワタミ渡邉美樹会長、労災認定された社員の自殺すら“総理大臣になる夢”のために利用
篠原 修司
http://digimaga.net/2012/02/watami-watanabe-dream-premier
記事公開日:2012/02/22 14:59 | 最終更新日:2012/02/22 16:05
●ロケットニュース24 - エキサイトニュース
自殺したワタミ女性社員の過酷すぎる仕事内容が明らかに / 渡邉美樹会長は謝罪せずバングラデシュ行きをツイート
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20120222/Rocketnews24_185426.html
2012年2月22日 07時48分
これらの記事でも紹介されていますが、ワタミ会長の渡邉美樹氏のツイートが非常に無神経で非礼で恥知らずのものなので、保全しておこうと思います。
●Twitter - @watanabe_miki
http://twitter.com/#!/watanabe_miki/status/171926030666309632
労 災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです
20:55 - 21 Feb 2012

http://twitter.com/#!/watanabe_miki/status/172115048280502272
バ ングラデシュ 朝、五時半に、イスラムの祈りが、響き渡っています。たくさんのご指摘に、感謝します。どこまでも、誠実に、大切な社員が亡くなった事実と向き合っていき ます。バングラデシュで学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています。
9:26 - 22 Feb 2012
(転載ここまで)
自 殺したこの女性は、単に、苦しむことなく生きたかっただけです。渡邉美樹氏がバングラデシュで学校を作ろうがどうしようが、それは彼女の願いの外だったは ずです。それを勝手に「亡くなった彼女も期待してくれていると信じています」と書くとは、自分のブラックな体質そのものの企業経営方針によって出た死者を 彼はどこまで利用すれば気がすむのかと私は本当に怒っています。バングラデシュで学校を作ることが彼女への鎮魂になると渡邉美樹氏が考えるその厚顔無恥ぶ りと我田引水ぶりが本当に信じられません。私が遺族だったら、社員と家族をこれほどの不幸に落とした渡邉美樹氏の罪状と責任を徹底的に明らかにするために 裁判を起こすかもしれません。
徳岡宏一朗弁護士の記事も引用させていただきます。
●Everyone says I love you !
究極の偽善者 ワタミの渡邊美樹社長 女性新入社員過労自殺の労災認定にも全く反省せず暴言ツイート
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9e6baedfc7049cfefcd8a1dd4a5962a8
2012-02-22 10:29:54
(前略)
 社員の幸せが第1と言いながら、入社したばかりの社員に月140時間以上も時間外勤務させて死なせてしまったのに、「労務管理できていなかったという認識はありません」って、よくも言えたものです。
 そんなにはっきり覚えているのなら、状況をわかってて過労自殺させてしまっているじゃないか。あんたという人間が残念や。
 こんな風に無責任・無神経なことを社長が考えているなら、会社としてノーコメントではなく、「悪いことをしたとは思っていない」と、そうコメントすれば良いのです。
 悪評は耳に入っていましたが、この渡邊美樹という社長だけは、ほんまに、どんだけ偽善者か。
(中略)
 ワタミが、この過労自殺事件の加害者です。
 和民は、現代の女工哀史か?!蟹工船か!!?
 加害者の責任者がこんなコメントをして許されるのでしょうか。久々に頭に来ました。
(後略)
(引用ここまで)
こ のように非道で不法な「業務命令」によって社員を死に追いやった経営者が裁判にかけられて死刑判決を受けることはありません...。私は渡邉美樹氏に死刑 判決を望むわけではありませんけど、業務命令が直接の原因となったこのような労災を出したブラック企業の経営責任者を裁判にかけてその責任を明らかにし、 適切な処分が企業に対して下されるべきだと少なくとも思います。
そして、このブラック企業経営者は大阪市の橋下徹市長によって大阪市の顧問だかなんだかになっているのです。このようなブラック企業経営者をこれ以上経営や政治や教育にかかわらせると不幸がさらに増えることになります。
私はワタミグループの数ある飲食店に今までも行ったことがありませんが、今後も絶対に行きませんし、誰かに行こうと誘われても理由をあげてきっぱりと断ります。

うちの過去記事。
■今の経営者様方のお言葉
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1046.html
渡邉美樹 (ワタミ社長)
「24時間仕事のことだけを考えて生きろ」 「人間はなにも食べなくても[感動]を食べれば生きていけるんです」
(引用ここまで)
■東京都全体をワタミ化してはなりません。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2313.html
ワ タナベシが介護事業を「成功」させていることに目がくらんでいる人もいるでしょう。しかし、彼に限らず、今の「営利的」介護事業の「成功」は、介護者の給 与へのしわ寄せと、金のある「顧客」から金をとれる「ビジネスモデル」がベースになっています。しかし、住民みんなが払う税金によって成り立つ行政では、 「客を選ぶビジネス」をやってはいけないのです。行政はあくまでも、税の再分配をするところであって、「お客さんを選べないビジネス」なのです。ワタナベ シのような強欲資本主義の人が行政をやると、多くの人が「利益にならない」という理由で切り捨てられる可能性が大です。
ワタナベシは、自分 の会社ワタミで得た利益を自分のためにためています。しかし、行政のトップは自分の会社の利益を自分のためにため込むという発想があってはなりません。行 政を支えるお金は、誰もが払う「税金」なのであって、居酒屋和民で食事をする人だけが払うお勘定とは全然違うものなのです。
ワタナベシへ、自分の会社では従業員を自分の好きに働かせて、自分の方針に従わない者はやめればよいと考えているのでしょうが、行政は、そういうことはできないのです。
(引用ここまで)
亡くなった女性の冥福を心から祈ります。そして、このようなブラック企業の責任を白日の下にさらすことこそが彼女の悲しい死にこたえることなのだと思います。
(引用終了)
私も亡くなった女性のご遺族に心からのお悔やみを申し上げるとともに、女性のご冥福をお祈りいたします。
渡辺氏は都知事選に立候補したとき「自殺ゼロの社会」を訴えていましたね。ブラック企業なだけにブラックユーモアがさえています。
渡辺氏への憤りは観測霊さん、玲奈さん、他のブロガーの方達と私も同様なのでこれ以上繰り返しませんが、これは亡くなった女性に労災認定がおりてよかった、で済む話ではありません。
渡辺氏の反省がゼロである以上、ワタミの違法な労働状況は決して改善されません。これからもこのような違法な奴隷労働は続き、さらなる犠牲者が出てしまいます。
労基署は一体何をしているのでしょうか。違法な奴隷労働を強要し、それを改善しようとしない企業は営業停止処分にするくらいでないと労働基準法など絵に描いた餅です。労災認定の一つや二つではワタミは痛くもかゆくもないのです。
湯浅誠さんも入会されている「ワタミで飲まない会」は市民の抗議方法としていい案だと思います。
是非皆さんもご入会ください。入会金も入会の手続きもいりません。「私は今後ワタミでは飲食しません」と宣言し、実行すれば、あなたも立派な会員です。
(逆に、ワタミに大勢で押しかけてほとんど注文しないで従業員に「何もしないで休んでて」と提案する愉快なツイートもありました)

渡辺氏と言えば、2009年TV東京の『カンブリア宮殿』での村上龍氏との対談でこんなビックリなことも言っています
ワタミ社長:『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ。
村上龍:?
社長:途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃ無くなります。
村上:いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?
社長:いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです。
村上:?
社長:止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる。
村上:一週間。
社長:そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう。
村上:・・・んん??
社長:無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったのだから。『無理』という言葉は嘘だった。
村上:いや、一週間やったんじゃなくやらせたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても。
社長:しかし現実としてやったのですから無理じゃなかった。その後はもう『無理』なんて言葉は言わせません。
村上:それこそ僕には無理だなあ。
これがビジネス成功者として持ち上げられるのですから、日本自体がブラック企業としか言いようがないです。
ブラック企業が大きな顔をして反映できる新自由主義路線を国レベルで改めないと、第二第三のワタミが次々に出てくるのはとまりません。
さて、大阪府、大阪市のHPを見ると渡辺氏は当初予定されていた特別顧問には就任していないようですが、観測霊さんご指摘の通り、このような人物を教育アドバイザーに据えようとしたことからして、橋下氏は大阪の教育をワタミ化したいかと思われます。
(ちなみに渡辺氏は安倍内閣時代の教育再生審議会のメンバー。改めてあの教育再生審議会のでたらめさに憤りを感じます。彼が理事長を勤める学校法人郁文館夢学園ではキナ臭い噂も聞かれます。)
橋下氏が理想とする学校がどんなものか想像がつきますね。
橋下氏を支持すると言った7割の大阪府民の皆さん、ワタミチックな教育がお望みですか?
橋 下氏の言う「民間では」というのは「ワタミのようなブラック企業では」としか聞こえないことばかり。彼が「民間だとこんなのクビだ」と持ち出す例は民間で も不当労働行為に当たる例が多いです。橋下氏自身も自分が経験した「民間」といえば悪徳ローン会社の顧問ですからさもありなん。
思想調査という憲法違反の不当労働行為が平気なのも、ワタミが恐るべき不当労働行為をしているのと同じですね。

大阪で3人の若者にメチャクチャに暴行されて死亡。無抵抗を選んで殺されたネパール人の無念を思う



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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
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☆記事目次
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皆さんは、この記事を読んでどうお考えでしょう???
日本人として、恥ずかしく思いませんか???
日本人は、『心の壊れた』民族なのでしょうか???


現代ビジネス(全文引用)
経済の死角
2012年02月28日(火) 週刊現代

大阪で3人の若者にメチャクチャに暴行されて死亡 
殴られても殴り返さなかった 
無抵抗を選んで殺されたネパール人の無念を思う



(1)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31899

 心優しい人々の国から来た好漢は、何の落ち度もないのに命を奪われた。なぜこんな惨劇が起こったのか。なぜ彼は、理不尽な暴力を受けながら、最後まで「反撃しない勇気」を持ち続けられたのか。

同行者にも「手を出すな」と

やれ肩が触れた、目が合ったと言いがかりをつける。言われた方もキレて怒鳴り返す。あっという間に殴り合いの大ゲンカ---。今の日本でしばしば起こる、悲しく殺伐とした出来事だ。
 ところが、深夜の路上で酔った若者たちに因縁をつけられ、殴る蹴るの暴行を受けても反撃せず、無抵抗のまま尊い命を落とした人がいる。在日ネパール人のビシュヌ・プラサド・ダマラさん(享年42)だ。
 惨劇が起きたのは、1月16日の午前4時過ぎ。大阪市天王寺区でネパール料理店を経営するダマラさんは、前夜からネパール人の仲間たちと飲食を楽しんだ後、20代の従業員2人を送ろうと同市阿倍野区松崎町を歩いていた。
 そこへからんできたのが男2人、女2人の若者4人組。皆、21~22歳と成人して間もない年齢だ。彼らは突然、「お前らのせいで転んだ」などとダマラさんたちに因縁をつけ、殴りかかってきた。
 ダマラさんはとっさに「手を出すな!」とネパール語で従業員たちに言い、あとはまったく抵抗しなかった。倒れたダマラさんに、若者グループのうち3人が襲いかかり、特に顔や頭を執拗に蹴り続けた。ついには近くにあった自転車を持ち上げて、何度も身体に叩きつけたという。
 結局、ダマラさんは外傷性急性脳腫脹で亡くなった。若者3人は殺人罪で起訴されている。
 ネパール商工会議所日本代表のディネス・シュレスタさん(51歳)が言う。
「僕はその日の朝8時半頃、ネパール人の後輩から電話で事件を知らされました。詳細がわからないまま、朝日新聞の夕刊などに『ケンカ』と書かれたの を読み、最初は『ケンカなら、ダマラさんや一緒にいたネパール人にも落ち度があったのかもしれない』と考えた。ところがその後、たまたま暴行の様子を写し ていた監視カメラの記録で、彼は一切反撃していないことがわかったのです。
 ダマラさんも本当は、やり返したい気持ちがどこかにあったのかもしれません。しかし、自分がやり返してケンカになると、ネパール人全体が悪い集団のように日本で思われてしまう。それを避けたくて、自分を抑えたのでしょう」
 突然の襲撃に対し、瞬時に無抵抗を決意するだけでなく、同行者たちにも「手を出すな」と命じるとは、生半可な覚悟でできることではない。しかし、同じ心構えを持っているネパール人は少なくないという。シュレスタさんが続ける。
(2)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31899?page=2
「前から在日ネパール人の間で『日本で争いごとになったら、文句を言うのはいいが、絶対に手は出すな』という教えを共有し、新たに来日する同胞に伝えています。『一人一人がネパール大使になったつもりで振る舞おう』ということです。
 ネパールには約40の民族がいますが、皆、総じてケンカを好まない。いざというときには勇敢に戦いますが、普段は心の優しい人たちが多いんです」
 穏やかなネパール人の中でも、ダマラさんはひときわ温厚な人柄で、若い同胞たちに慕われていたという。'00年に来日し、工場や飲食店で働いた後、ようやく昨年7月に念願のネパール料理店をオープン。そのわずか半年後の悲劇だった。

見て見ぬふりをした人たち

友人のディワカル・タパさん(36歳)は言う。
「ダマラさんと僕はほぼ同時期に日本に来たんですが、その頃、心斎橋の飲み屋で偶然会ったんです。『あれ、君もひょっとしてネパール人?』という感 じで声をかけ合って、意気投合しましてね。それ以降、飲みに行ったり、日本語の勉強について相談したり、『ネパールを発展させるには何をすべきか』を議論 したりして、10年も楽しく友達づき合いをしてきました。今回の事件は、なぜ彼にこんなことが起こったのかと、悲しい気持ちで一杯です」
 ダマラさんは普段もネパール人仲間に「ケンカをするな。暴力をふるわれてもやり返すな」と諭していた。結局、自分の言葉に殉じて亡くなったことになる。
 もちろん、「許せない」と怒りをあらわにするネパール人もいた。しかし前出のシュレスタさんは、
「熱くなっても何も解決しないし、ダマラさんも戻ってこない。それよりも冷静になって話し合おう」
 と言って怒りの声を抑えた。興奮したネパール人がまた日本人とケンカなどしようものなら、事態はさらに悪化する---そんな心配が頭を離れなかったのだ。シュレスタさんは語る。
「事件の直後、あるテレビ局の記者から『なぜ怒らないのですか』と聞かれたことがあります。僕は『怒って何が解決するのですか。怒るより大事なことがあります』と答えました。大事なこと、それは『なぜこんな事件が起きたかを徹底的に考えること』です。
 今回、監視カメラが撮った映像を見て、非常に驚いたことがあります。ダマラさんが殴られ、蹴られている後ろを、人が歩いているのです。でも、目の 前の暴行を誰も止めようとしない。夜中にやっている飲食店も近くに数軒あるのに、誰も出てこない。これには考えさせられました。
(3)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31899?page=3

 きっと皆、『止めに入ると自分がやられる』と身の危険を感じたのでしょう。でも社会というのは、一人一人の個人が集まって成り立っています。個々 の人間が暴力を止めようとしなければ、いつまで経っても社会は暴力を止められません。そういう大きな問題が、今回の事件を生んだ原因の一つにあると思うの です」
 シュレスタさんのオフィスに近い商店街には、段ボールの中で寝泊まりするホームレスの人たちがいる。そこでは場所取りのケンカが起こったり、不届 き者が年老いたホームレスを殴ったり、といったことも起こる。シュレスタさんにとっては、暴行自体よりも、ホームレスの老人への殴打を誰もが見て見ぬふり をして通り過ぎる光景の方が異様だ。「僕らネパール人が傍にいたら必ず止めに入ります。強い者が弱い者に暴力をふるうのは見ていられません」ときっぱり言 う。
 前出のタパさんは語る。
「僕は映画『三丁目の夕日』が好きなんです。人々が周りのことをいつも気にかけ、カラーテレビを買った家庭があれば皆で見に押しかけ、瓶ビールを 持って隣の家を訪ね・・・・・・という世界。しかし今の日本では、そういう温かい人間関係も思いやりも、すっかり少なくなってしまったように見えます。 皆、他人に無関心。ダマラさんの事件も、本当はそれによって起こったのではないでしょうか」

日本人は変わってしまったのか

もちろん、直接的にダマラさんの命を奪ったのは若者3人によるメチャクチャな暴行であり、彼らが厳しく罰せられなければならないのは当然だ。もし犯人たちと話せたら何と語りかけますか? という質問に、シュレスタさんはしばし考えてからこう答えた。
「自分が本当に悪いことをしたと気づいて、ダマラさんの魂に謝ってほしい。ご遺族に対して謝ってほしい。そう言います。
 犯人たちは自らの人生も台無しにした。もし彼らが真に罪を悔いて謝罪をすれば、次に悪事を働こうとしている人たちを止める大きなメッセージになる。そして、多くの人の心を癒すことにもつながります。
 今、たくさんの人が心を痛めています。最も傷ついているのはご遺族の心です。同時に、犯人たちの家族も心を痛めているはず。両親、お祖父さんやお祖母さん、兄弟姉妹、親戚・・・・・・。
 また、犯人と関係ないのに事件のことを聞いて心を痛め、僕たちに『日本人として申し訳ない』と謝ってこられる人もいる。ネパール人が被害者なので 特殊な事件に思われがちですが、日本人であるダマラさんの奥様をはじめ、多くの日本人が心を痛めている、日本の事件とも言えるのです。
 もちろん、人々の心の傷を癒すのは簡単ではありません。でも、犯人たちがダマラさんの魂とご遺族に真剣に謝ることは、その第一歩になるのです」
 シュレスタさんが初めて日本に来たのは'84年。以来28年間、日本に対して悪い感情を持ったことは一度もない。日本人の親切さや細やかな気配りには感謝するばかりだったという。
(4)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31899?page=4

 天理大学や大阪工業大学に通っていた学生時代、シュレスタさんは「10円さえあればどこからでも家に帰れる」と思っていた。終電を逃しても、10 円玉を公衆電話に投じて連絡すれば、夜中でも車で迎えに来てくれる友達が何人もいたからだ。道に迷ったとき、通りがかりの人がわざわざ目的地まで案内して くれた経験も何度もある。「日本人の優しさは本当に素晴らしい」とシュレスタさんは語る。そしてその優しさを、亡くなったダマラさんも愛していたという。
 事件の後、ダマラさんの遺体は夫人と共に故郷のネパールに帰り、1月21日、首都カトマンズの寺で葬儀が行われた。遺灰はガンジス川の源流に流された。生前、「僕が死んだらカトマンズとガンジスに帰してほしい」と語っており、その遺志に沿った形となった。
シュレスタさんは言う。
「僕はネパール人ですが、毎日接する相手の99%は日本人。自分が生きているのではなく、周りの素晴らしい日本人たちに支えられて生かされていると考えています。僕はもう日本を外国だとは思っていない。母国と同じ、大切な自分の国なのです。
 だから日本の社会を良い方に変えたいのです。ダマラさんの無念の死は悲しい出来事でしたが、それを、日本を変革する契機にしなければならない。目 の前に殴られている人がいるときに、逃げるのではなく、一歩踏み出して止める社会を創る。僕はそのために努力したいと思います」
 日本を愛し、ずっと住むつもりだったというダマラさん。その〝命がけの無抵抗〟が投げかけてくる課題を、私たちは真摯に受け止めなければならない。
「週刊現代」2012年3月3日号より