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「長野の奇跡、政治でも」=金メダリスト、前議長に挑戦-北海道1区【12衆院選】
(2012/12/05-15:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120500891
◇全文引用
11月下旬、早朝の札幌市中心街。清水宏保は黒のジャージー姿で名刺を配っていた。「長野で見せた奇跡を必ず政治の世界で実現します!」。付き添うスタッフが声を張り上げる中、「清水です」と笑顔で通行人に手を差し出した。
新党大地は前回衆院選で民主党と選挙協力したが、今回は調整が決裂。北海道1区のベテラン横路孝弘への対抗馬として、帯広市出身で男子スケート長野五輪金 メダリストの清水をぶつけた。大地を支援する歌手の松山千春は「相手は横路氏一本だ」と言い切り、38歳の清水へ「世代交代を」と訴える。
握手 をせがまれる人気者から、握手を求める立場に。「涙が出そうになった。けさは(レギュラー出演していた)テレビに出ているはずだったのに」。支援者を集め た会合で、清水が弱音を漏らした。知名度は抜群だが、政治経験はゼロ。出馬表明が遅れ、準備不足は否めない。そんな清水を励ますように、大地代表の鈴木宗 男は「超短期の選挙戦だが、清水が得意なのはロケットスタート。一気に加速する」と勝利を誓った。
迎え撃つ横路陣営の幹部は「過去にも有名人と戦った。特に意識はしていない」と強調。横路は批判の矛先を「日本を、取り戻す」をスローガンに掲げる自民党の総裁安倍晋三に向ける。「安倍さんは歴史を直視していない。彼が取り戻したいのは戦前の日本だ」
当選10回、71歳。解散まで衆院議長を務めた長老も、民主党への冷たい視線を肌に感じている。とりわけ心配なのは、首相野田佳彦が交渉参加に意欲を示す 環太平洋連携協定(TPP)に、道民の多くが批判的なことだ。横路陣営は「道連はTPPに反対の立場だ」として、選挙戦では独自の主張を展開する構えだ が、自民党側は早くも「うそつきだ」と批判を強めている。
「名前が通っていることではなく、政治家の質が問われる選挙だ。生まれ変わった自民党の象徴になれるよう頑張りたい」。同党の船橋利実は事務所開きで熱弁を振るった。陣営は今後、業界団体などに向け、道議時代の実績をアピールしていく方針だ。
▽北海道1区 野呂田博之 54 党道委員 共 新 大竹 智和 35 元放送局員 維 新 推(み) 船橋 利実 52 元道議 自 新 推(公) 清水 宏保 38 元五輪選手 大 新 推(未) 横路 孝弘 71 前衆院議長 民 前 推(国) (敬称略)(2012/12/05-15:32)
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