2011年9月14日水曜日

鉢呂吉雄経済産業相と海江田さんの違い

2011年09月08日 13時51分 
鉢呂さんは、普通に考える方だと思います。 政府のエネルギー基本計画の見直しを検討する経産省の「総合資源エネルギー調査会」について、原子力政策に批判的な方も入れるよう指示したとの、報道もありました。

今度は、原発の再稼動について、国際原子力機関(IAEA)に対して原発の安全評価を求める検討に入ったそうです。IAEAの評価が役に立つかどうかの問題はあるものの、少なくとも

原子力安全・保安院の検査では不十分だと考えるのは、担当大臣として、「ごく常識的」だと思います。

参考

北海道新聞

安全評価、IAEAも 再稼働へチェック強化 経産相が検討(09/07 11:05)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/316807.html

エネ調に原発批判派 鉢呂経産相、委員入れ替え指示(09/05 00:24)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/316297.html


また、同紙によると

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/315956.html

野田佳彦新政権の経済産業相に起用された鉢呂吉雄・民主党元国対委員長は、高橋はるみ知事が2003年に初当選した知事選の対抗馬で、以来、ぎくしゃくし た関係が続いてきた。「天敵」とも言える相手が知事の出身官庁である経産省トップに就いたことで、道庁内では「知事は頭を抱えているのでは」との声が出て いる。<北海道新聞9月3日朝刊掲載>

(以上、引用)

明らかに、泊原発の無理やりの「再開」に対する野田総理の考えがあっての事だと思う。

鉢呂さんは、それに沿って仕事をしているのだと推測します。

これに対し、海江田さんは経済産業省(官僚と原発利権)の「操り人形」のようでした。
安全点検など形式的で、ヒタスラ、原発再稼動をしようとしていました。

今、見ていると本当に、海江田さんが総理にならなくて「良かった」と思います。
大体、原発事故対応の不始末を考えるなら、民主党総裁選に出る事自体、間違いだと思います。

前原にしても同じです。外国人違法献金問題を本人が認めて外務大臣を辞職した以上、総裁選に出馬する事など、出来るはずもありません。
それまで、小沢一郎を政治資金問題で批判し続けてきたのですから。

原子力安全・保安院の検査にしても、保安院の検査が誤りだったから福島原発事故が発生した面も、多分にあります。全部とは言いませんが。

事故後の対応振りを見ていても、とうてい信頼出来ないと思います。ほとんどの国民は、そう思っていると推測します。

その能力不足が明らかな原子力安全・保安院の検査で、「安全」が確認されたから原発を再稼動して下さい、と言われても誰だって信用できる訳がないのでしょう。

だから、原発所在地の県知事は、口を揃えて「安全基準の見直しと事故原因の調査」を求めていました。住民の安全を考えるなら、当然の事です。

おまけに、何か安全対策を強化したのかと言えば、気持ち程度の事しかやっていないのです。

このような状況の中で、原発再開を強行しようとした「海江田」は、原発利権の「傀儡」と言うしかないのです。

少なくとも、これだけを見ても、総理大臣交代のメリットは、あったことになります。

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