2011年9月14日水曜日

放射能に汚染された食材の調理方法(再掲載)

その前に、引用
福島県は3日、同県棚倉町の山林で採取した野生のチチタケから、国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を大幅に 上回る2万8000ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。(2011年9月3日20時51分 読売新聞)・・(出荷停止も検討されているそうです。)

私は、耳に(目?)たこが出来るほど申し上げました。キノコ狩りは
止めてください。
川魚も、ダメですよ。学者には、大丈夫と言う人もいます。学者がアテにならないのは学習済みですよネ??栗からも、基準値越えのセシウムが検出されました。

さて、調理法です。意外と簡単です。
埼玉大学非常勤講師・安田節子さんの解説
(月間・宝島10月号から引用)
<基本は水洗い。セシウムは水溶性のため、これだけである程度除去できます>
<肉類は、省略。外国産にして下さい。>

<野菜・果物>

キャベツ
外側の葉を捨てる。水洗いして茹でると55%除去できる(ストロンチウム)

トマト
食塩水(1%)で洗うと、20~60%のストロンチウムが、茹でると51~92%のヨウ素が減る。

キュウリ
ストロンチウムについて、水洗いで50%以上除去できる。

ナス
同上

玉ねぎ
皮をむき、水洗いして茹でると、ストロンチウムが37%減る。

ほうれん草・しゅん菊
よく水洗いし、湯がいて水にさらしアク抜きすると、ヨウ素やセシウムが50~80%減る。

ニンジン
セシウム、皮むきで55%減る。ストロンチウムは更に茹でると19%減る。

ブロッコリー
セシウムは、水洗いで90%減る。茹でると90~95%減る。
ストロンチウムは、茹でると、70~90%減る。

キノコ
食べないでください。書きません。

ナシ・モモ
水洗いして皮をむく、ナシはストロンチウム20%減る。
モモは、セシウムが97%減る。
※果物は、水洗いして皮を剥くのがポイントです。

※全部、煮汁は捨ててください。味付けの時は、ペットボトルの清潔な水を
使います。栄養素が流れてしまう、と惜しんでは「ダメ」です。

※酢漬け・塩漬け
浸透圧の利用で放射性物質を排出できる
キュウリのピクルス 放射性物質が90%減る
キャベツの酢漬け ストロンチウムが30~60%減る。

<魚介類>
水で洗う、塩や酢を使い下処理する。<煮て煮汁を捨てる。>
頭、内臓、骨は、最初に取り除く。
これで、かなりの除去が可能。
※骨には、ストロンチウムが蓄積されています。
※但し、取れた海域に十分、ご注意ください。調理法以前の問題です。
※他の農作物についても同様です。汚染のヒドイ地域は避けるのが賢明です。

<米>
精米するとセシウム65%減、ストロンチウム60~90%減
水で研ぐと、セシウムもストロンチウムも更に50%減
※この時の注意点 「炊く時の水は清潔な水を使用して下さい。」
<小麦>
製粉で放射性物質80%減
パン・うどんへの加工でセシウム70~80%減

<加工乳製品>
クリーム、放射性物質94%減
チーズ・バター ほとんど移行しない。セシウムが水溶性のため、油には行かないため。
※全部、煮汁は捨ててください。味付けの時は、ペットボトルの清潔な水を
使います。栄養素が流れてしまう、と惜しんでは「ダメ」です。
※水洗い、皮をむく、酢漬け、塩漬け、水煮(煮汁を一回捨てる)
これが、放射性物質を減らす基本。特に、煮汁を捨てるのがポイント

※以上の事を書いた冊子
「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」
公益財団法人・原子力環境整備促進・資金管理センター
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/

サイト内「環境パラメーター シリーズ4」参照
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
水について
「菜食文化研究会」から引用。
http://carrotjuice.sblo.jp/article/43968256.html

●世界の基準値
WHO基準      1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)

●3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L) 
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
出典は下記です。203-204ページ、表9-3参照
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf


現在の日本の基準
大人:300Bq/kg未満、乳幼児:100Bq/kg未満です。
WHO基準の、300倍(大人)ですネ!!
このような、状況です。
<参考記事・zakzakから引用>
東京で大異変…ヨウ素が急上昇!何が起きているのか
2011.09.09
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110909/dms1109091222007-n1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20110909/dms1109091222007-p1.htm
ここから分かる事は、乳幼児・妊婦は、飲用水として水道水を使用するべきでは無い、と言う事になります。

10歳以下の子どもも避けるべきです。いずれも、放射能の影響を大きく受ける年齢層です。
「WHOの基準1ベクレル」を目安にした方が無難です。

30歳以下の年齢層も避けたほうが、無難です。

ご承知の通り、「ヨウ素 I-131」は甲状腺ガンの原因になります。
そして、今チェルノブイリ地方では40代の女性の甲状腺ガンが急増している話が伝わっています。

低線量被曝に「しきい値」は無い事を思い出して下さい。
★しきい値→これ以下は安全と言う数値

女の子には、特に注意が必要です。女性は、男性比べて被曝の影響を大きく受けます。男女平等では、ありません!!

要は、「被爆しないに越した事は無い」と言う事なのです。仮に、被曝するにしても出来るだけ少なくする努力をするべきです。

少しづつの「内部被曝」の蓄積が、将来の健康被害に繋がる事を
忘れないで下さい。

新たに、ヨウ素131が検出されたのは、何らかの原因があるはずです。今回は、それには触れません。
しかし、続くと考えて準備して置いた方が無難です。
具体的には、飲用水(料理用も含めて)のペットボトルの買いだめをして置いた方が、良いです。

急にパニックが起きて、商品が無くなる事も「想定」しておくべきです。

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