2011年9月14日水曜日

過酷事故(シビア・アクシデント)対策マニュアル→東電の場合

※過酷事故(シビア・アクシデント)とは、今回の福島原発事故のように、通常の手段が失われた重大事故を言います。
その重大事故(シビア・アジクシデント)の対応マニュアルを事故調査委員会から提出するよう求められていました。

ところが、東電は・・・・????


最初から、素直に「白状」したらどうか???と思う。

「想定外でした」・・・・・(東電の答え)

ごく形式的な、「お飾り」の文書しか作っていなかったんだと推測する。まともなマニュアルが、あったとはトテモ思えない。
当然、訓練をした事も無ければ、備品・装備など全然なかった。
(裏マニュアルは、存在するようです。ところが、こちらは保安院に提出したものとは異なります。その為出せません)

キチンとしたマニュアルが存在するのなら、公式に提出出来るはずである。

JCASTニュースによると(一部抜粋引用)

http://www.j-cast.com/tv/2011/09/13107060.html

「福 島第1原発事故の原因を究明するため、衆院科学技術・イノベーション推進特別委 員会(川内博史委員長)が東京電力に再提出を求めていた「過酷事故の運転手順マニュアル」は、やはり真っ黒く塗られ、表紙と目次だけのわずか3枚の紙だっ た。委員会は政府に経産相名の提出命令を出すことを求めている。 」

「川内委員長が12日(2011年9月)に明らかにしたところによ ると、東電が再提出した3枚の紙は1枚が手順マニュアルの表紙、残り2枚が目次で、 目次の50行のうち48行は墨で黒く塗られていた。しかも3枚の紙はその場で東電が回収していったという。川内は「墨塗りだらけの資料では議論にならない わけで、経産省を通じ13日再々再度の要請を行う」としているが、実際は経産相名で東電に提出命令を出すことになるが、期限は切らないという。 」

と言う事のようで、「表紙と目次の3枚」で、しかも墨で黒く塗られていて読めるのは、「3行」だけでそうである。

東電の隠蔽体質は、健在である。

全てにおいて、「隠蔽」しようとする。

この体質は、変える事は不可能だと思う。

もう、倒産同然なのであるから、正規の手順に従い「会社更生法手続きの申請」をさせるべきであろう。その上で、情報開示し、事故対応に専門の学者・技術者を採用し、更に被害者救済や事故被害補償を進めないと、全ての事が前に進まないと思うのである。

<関連記事>

産経新聞

東電、シビア事故手順書「黒塗り」で提出 衆院が全面開示要請

2011.9.13 09:57

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110913/biz11091309580005-n1.htm

朝日新聞

50行中48行黒塗り 東電、国会に原発事故手順書提出

http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY201109120347.html

読売新聞

表紙・目次を開示、大半黒塗り…過酷事故手順書

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110912-OYT1T00686.htm

余程、御用マスコミも腹が立ったようで各社、同じ内容を報道している。

いつも、こうしてくれると良いのだが・・・・

最早、東電は公的管理以外、運営の方法が無い!!!と思うのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿