2012年2月17日金曜日

10人に1人がガンの村(ドイツ)・・・故「平井憲夫」著 「原発がどんなものか知ってほしい」

YUCASEE MEDIA (ゆかしメデイア)から引用
10人に1人がガンの村(独)
最終更新:2012年02月14日 12時15分
http://media.yucasee.jp/posts/index/10438
 ドイツ北部の人口わずか1500人の小さな村Wewelsflethで、ガンが頻発するという珍しい現象が起きている、と英紙ザ・サンが伝えた。発症率が全国平均よりも50%以上高いという。

 報道によると、この村は面積は142エーカーで、人口1500人の小さな村。ドイツの保健当局が、これまで確認しただけで、98年~08年までの10年 間で、142例もあるという。これは、全国平均より50%高いという。単純には言い切れないが、村人の実に10人に1人がガンだとも言えなくはない。

 地元のリューベック大学の研究室なども調査したが、原因は何かわかっていない。つまり感染症などが確認できなかったために、何かの呪いではないかとの噂も拡がったこともあったそうだ。

 数キロ離れたところに3つの原子力発電所があるというが、原発は原因だという結果も出ていない。

 村人たちにとっては、不安なミステリーは続いている。

(以上、全文引用)

皆さん、これを読んで「ピン」と来ませんか??
ドイツ政府は、公式に原発に近い地域での、白血病の発生率が、平均より高いことを認めています。つい先日、フランスでも、或る地方で同じ事が起こっていることが、記事になっていました。
子どもたちに白血病が増加(原子力発電所近くの)/フランス 原発
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11147995730.htm

日本でも、佐賀県は全国平均の、約6倍の発病率です。玄海町に限ると、何と、約「11倍」です。

「数キロ離れたところに3つの原子力発電所がある」と言う事であれば、かなり原発が
疑わしいですネ???
それを考えると、50%増しと言うのも、多いとも言えないと思います。
日本では、ドイツ、フランス以上に、原発の近くでの発病率(白血病)は、高いのです。
データを出していない各県(佐賀県以外)でも、調べれば同じ傾向があると推測します。
な ぜなら、原発の建屋の中に、溜まった放射能は、あの高い排気塔から、外に放出されているのです。更に、排熱を海水に捨てとき微量では有りますが、放射能が 混じると言われています。微量であっても、年間をトータルすると膨大な海水が原発に取り込まれて、排出されているのです。平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」に、それらの事が書いてあります。

故「平井憲夫」著
「原発がどんなものか知ってほしい」
 http://www.iam-t.jp/HIRAI/


原発がどんなものか知ってほしい(7)平井憲夫
放射能垂れ流しの海
http://www.iam-t.jp/HIRAI/page7.html

 冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。
 海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、一分間に何十トンにもなります。
 原発の事故があっても、県などがあわてて安全宣言を出しますし、電力会社はそれ以上に隠そうとします。それに、国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。
 防護服には放射性物質がいっぱいついていますから、それを最初は水洗いして、全部海に流しています。排水口で放射線の量を計ると、すごい 量です。こういう所で魚の養殖をしています。安全な食べ物を求めている人たちは、こういうことも知って、原発にもっと関心をもって欲しいものです。このま までは、放射能に汚染されていないものを選べなくなると思いますよ。
 数年前の石川県の志賀原発の差止め裁判の報告会で、八十歳近い行商をしているおばあさんが、こんな話をしました。「私はいままで原発のことを知らなかった。今日、昆布とわかめをお得意さんに持っていったら、そこの若奥さんに「悪いけどもう買えないよ、今日で終わりね、志賀原発が運転に入ったから」って言われた。原発のことは何も分からないけど、初めて実感として原発のことが分かった。どうしたらいいのか」って途方にくれていました。みなさんの知らないところで、日本の海が放射能で汚染され続けています。
原発がどんなものか知ってほしい(19)
住民の被曝と恐ろしい差別
http://www.iam-t.jp/HIRAI/page19.html

 日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。でもそういうウソがつけなくなったのです。
 原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。 出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。
ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。 ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。 相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。 原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。 私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。この娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々で起きています。
 この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。 皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。 若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。  こういう差別の話は、言えば差別になる。でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。  原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。

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