2012年2月17日金曜日

人間性と人格 そして責任

人間性と人格 そして責任

昨年、つくづく感じたことが、あります。
それは、原発事故の責任についてです。日記に多くの方から、コメントをいただきます。その中で圧倒的に、多かったのは、責任を自分以外に押し付けて、自分自身の責任を考える人は、一体どれだけおられたのかな???と思います。

もちろん、原発事故に関しては、東電と政府・国家行政に一番、責任があります。マスコミもグルになって、原発推進のお先棒を担いできたのだから、ここも大きな責任があります。産業界・学界も同様です。

し かし、「自分の責任」を発言する人は、実に少なかったです。全部、責任を上記に押し付け、自らの責任を言う人は、ごく少数でした。日本が、民主主義と自由 主義を社会の基本としている以上、社会を構成する構成員の参加は、絶対条件です。構成員が、参加を怠った結果が、今の日本の社会の姿だと思います。

社会の価値観は、「金銭的利益」だけになり、「人間性」や「人格」と言う、本来「大切」である価値観は、忘れられてしまったようであります。

自由には、責任があります。
権利には、義務があります。

「責任」を取らず、「義務」を怠る。これが、今の日本の社会のように見えます。結果、無責任と怠慢の極みというべき状況が政治や国家行政の世界、大企業などで発生しております。

社会全体が、腐っていると思います。
どうして、そうなってしまったのか???
「人間性と人格」を軽視し、 そして「責任」を自らも取るし、他人の責任もキチンと追及する事が、なくなってしまったのだと思います。

他人の責任を追及するためには、自らの行いが正しくなければ、出来ません。行いの正しくない者ばかりが、社会にあふれてしまったので、今肝心な時に、「責任追及」が出来ないのでは、ないでしょうか???

人としての、社会としての「価値観」を、よく考えて作り直さないと日本は、国家として社会として存続して行けないのでは、無いか???最近、こんな事を考えております。

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