2012年2月3日金曜日

現在の東京電力福島第一原発各号機の状態(小出裕章さん)

ブログ 『 ざまあみやがれい!』 から引用
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65780216.html

小出裕章が分析する1号機2号機3号機の状況と「冷温停止」ーー東京電力の計算結果をマスコミが一斉にまことしやかに流すのは異常 12/13(1)

2011年12月13日(火)、小出裕章氏が、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」に出演。現在の東京電力福島第一原発各号機の状態、そして冷温停止について語りました。

YouTube Voice (111213) から

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=aWB_QFnrCS0#!

(以下、そのまま引用)
※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。
=====(文字おこし、ここから)
吉田「えー今朝は電話で生放送にご出演です。小出先生おはようございます」
小出「おはようございます」
唐橋「おはようございます」
吉田「今日はよろしくお願い致します」
小出「こちらこそ」
吉田「あの、研究室のほうには何時ごろ今日は行かれる予定なんですか」
小出「8時頃に行きます」
吉田「ああ、そうですか。それは慌ただしい中、すいませんねえ」
小出「(笑)。はい」
吉田「あの、今回もその、『原発のウソ。そして本当の話』お伝えしていきたいんですけども」
小出「はい」
吉田「あの、小出先生のお話がですね、怖いんだけど本当のことが聞きたいというふうにおたよりも沢山いただいてまして。あのー、その、まず原子力安全保安院なんですが」
小出「はい」
吉田「その、原子炉の安定冷却を維持する対策が取られていると、いうふうに判断して、冷温停止状態の実現を柱とする、工程表のステップ2というものの達成の前提条件が出揃ったことになるというふうにしてるんですけども」
小出「はい」
吉田「この状況を小出先生はどのように、あの、捉えてらっしゃるんでしょうか」
小出「えーと。まずその冷温停止という言葉が未だに使われているということ、そのことにまず、政府あるいは東京電力の知性の悪さというものが現れてると私は思います」
吉田「はいはいはい」
小出「えー。冷温停止というのは私たちが使う専門用語、ですけれども。」
吉田「はい」
小出「原子炉というのは圧力容器という圧力釜の中に水を張って、その中に原子炉の炉心と呼ばれているものを、まあ水漬けに指定冷やすというそういう構造物なんですね」
吉田「はい」
小 出「運転中はもちろんあの、二百何十度になってますので、蒸気がどんどん出てきてそれでタービンを回すわけですけれども。原子炉を冷やそうと思えばそうい う状態で水の温度を100度以下にすると。そうすればまあ沸騰することもないし、まあ何とか冷えてくれるだろうという、それを冷温停止と呼ぶ、んですね」
吉田「なるほど。はい」
小出「しかし東京電力はすでに炉心自身がメルトダウンしてしまっていると、認めているわけですし。圧力容器の底が抜けてしまって、炉心自身が下に落ちてしまっていると認めているわけですから。もう冷温停止もへったくれもないんです。」
吉田「なるほどなるほど」
小出「ですから、圧力釜の温度が100度を下回るうんぬんかんぬんって、もともと何の意味もないことを言っている、のですね。えーただし、今回の事故が起きて発電所が全所停電して、えー、まあ東京電力、あるいはまあ生き物の側がですね、放射能と戦う武器をすべて奪われたということで今回の事故が進行したわけですが」
吉田「はいはい」
小 出「えー事故から1週間10日して、電源が回復していますので、えー東京電力の側あるいは生き物の側というのはですね、放射能と戦うための武器自身は手に いれているのですね。はい。ただそれまでに、あの、戦場が余りにもその、荒れ果ててしまって、武器は手にしたけれどもまともに戦えないという状態で今日ま で来ている、わけです。(※なにか言おうとする)」
吉田「なるほど。これまあ3月の事故から月日が経つと、おさまったのかなあというふうにですね、やっぱ大きいテレビ、大きい新聞がちょっと報道してる感、雰囲気を伝えてる感があるので」
小出「はい」
吉田「勘違いしてしまっている方も多いようなんで」
小出「そうですね」
吉田「今のその東京電力福島第一原発の現状というのは」
小出「はい」
吉田「その、3月の事故から、どうなんですか、やっぱ変わってる部分は若干はあるんですか?」
小 出「やっぱり、武器を手にしたということで大きく変わったわけですけれども。それでも戦場が荒れ果てているので、敵の本丸に攻めこむことすらが出来ない で。えー一進一退を続けているわけですし。敵の内部がどうなっているかということを知ることすらできない、そういう戦いなんですねこれは」
吉田「はあ……」
小出「はい」
吉田「で、東京電力はそれは福島第一原発1号機2号機3号機のまあメルトダウンを認めてますが」
小出「はい」
吉田「最悪の場合としてですね、1号機は溶けた炉心がコンクリートを溶かして格納容器まで30センチ余りになんてなことを発表してましたですけども」
小出「(苦笑)はい」
吉田「これは……小出先生、今笑っていらっしゃいましたけど、これはどういうことなんでしょう」
小出「はい。えーとそんな東京電力の計算結果をですね、マスコミが一斉になにかまことしやかに流すというそのことが私は異常だと思う、のですね。で単に計算をしているだけなのであって。計算というのは入力条件を変えてしまえば結果はもうどんなことでも出てきてしまうというものなの、です。えー……どんな状況にあるかわからないときに、いくら計算したってどこまで正確かもわからないのに、何か60何センチが壊れて30センチまだ残ってるとかですね、もう余りにも馬鹿げたことを言ってると私は思います。はい」
吉田「はあー。これは2号機3号機に関しては、今どういうような状況だってのは、これもやっぱり、本当のところはわからないわけですか」
小出「わからないのです。要するに見に行くこともできないし、えーこんな事態が起きるとも思っていませんでしたから。測定器自身を配置していませんし、え……何とか使えるような測定器も、も、無信号をどんどん送ってくるわけで、どうなってるのかがわからないというまま、現在に至っています」
吉田「要するに誰も確認できる状況には、ないわけですよね、もう」
小出「そうです。残念ながら相手が放射能ですので、見にもいけないというそういう状態なんですね」
吉田「これだけど、格納容器から流れ出てですね。もしこれ地面に到達してるとしたらこれどういう状況になってんですか」
小出「はい。ええっと。地面の中には地下水が流れていますので。もし溶けた炉心が地下水に接触してしまえば、もう汚染が地下水にのって広がっていくということを避けられなくなってしまい、ます。ですからそうなる前に地下水に、溶けた炉心が接触しないように私は地下に防壁を張り巡らさなければいけないということを5月から言っているのですが」
吉田「そうですね。そのお話は再三うかがって。まあ東京電力も一瞬は地下ダムに関しての話ってのは一瞬出たものの、その後一向に出てこないっていうのは、要するにお金がもったいないからその話は出てこないんですか」
小出「えー……それが1つだと思いますし、地下にバリアーを貼ろうと思うとまあ大変な被曝環境で大掛かりな作業をしなければいけないので。え……作業員の被ばくということを……どうするかという大変な問題があるだろうと思います」
吉田「うーん。これ2号機は爆発してないっていうふうにされてるんですけれども。」
小出「(苦笑)」
吉田「あの高濃度の放射線が出てることで」
小出「はい」
吉田「まあ、考えうることっていうのはどういうことが考えられるんですか」
小出「え……、私は爆発したんだと思います
=====(文字おこし、続く)
続き:東電「2号機爆発してない」小出裕章「爆発した」ーー2号機サプレッションチェンバーの地震損傷を認めたくない東電 12/13(2)
=====(管理人の考え)
取り急ぎ文字に起こしました。後々時間を見つけて書こうと思います。
確かに東京電力の測定結果を、そのままマスコミが流すことは、全てを否定するわけではないけれども、おかしなことだと思います。これは上杉隆氏は記者クラブ問題として取り上げています。
それもごもっともなのですが、昨日見たETV特集「ETV特集「シリーズ 大震災発掘 第1回 埋もれた警告」(動画)」の中でにも同じような光景がありました。
原発立地地域の活断層を原子力安全委員会が審査するときに、審査するデータが東京電力の調査結果しかなかったことを専門家が問題視していたのです。
活断層が「ありそうだ」という疑惑に対しては「ない」という結論を出したがり、活断層が「長そうだ」という疑惑に関しては、「長くはない」という結論を出したがるのが東京電力はじめ保安院だったと述べられています。
つまり疑わしきは白にしたがる世界なのです。
その視点からみても、東電の情報をそのまま垂れ流し続ける、新聞テレビを始めとするマスコミと東電の関係は、そのまま、保安院と東電の関係に似ているのではないか、と僕は感じます。
これを打破するには、第3者の調査機関が福島第一原発に乗り込むことです。これをするには一時国有化(実質国有化ではない)が必要なのではないか、と思っています。

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