2012年3月9日金曜日

(ボール)平均支配率56%! 日本はやはり「女子版バルサ」だった



サーチナ
平均支配率56%! 日本はやはり「女子版バルサ」だった―中国
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2011/07/18(月) 10:42

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0718&f=national_0718_046.shtml

  女子サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝を果たした「なでしこジャパン」。決勝のアメリカ戦では苦戦を強いられたもののボール支 配率は53%を記録し、今大会全試合で支配率50%以上を達成した。網易は「お世辞でもなんでもなく、彼女たちはまさに女子版バルサ」と絶賛する文章を掲 載した。
■なでしこジャパン - サーチナ・トピックス
  バルサことスペインの強豪クラブ、FCバルセロナは華麗なパス回しが売り物で、パスサッカーの代名詞的存在だ。今大会では正確かつ速いパスでボールをキープしつつ勝機を見いだす日本を「女子版バルサ」と形容する声が、対戦国のメディアなどから挙がった。
  今大会で日本が戦った6試合の支配率は、ニュージーランド戦が61%、メキシコ戦が56%、敗れたイングランド戦も55%、準々決勝ドイツ戦が 54%、準決勝スウェーデン戦が60%、そして決勝のアメリカ戦が53%。参加国で唯一全試合50%超えを記録し、平均支配率は56.5%だった。
  網易はこのデータが「06-07シーズンのバルサを上回っている」とし、「女子サッカー界のバルサというのはちっとも言い過ぎではない」と評価 した。そして、決勝トーナメントを勝ち上がった日本の武器は体格やパワー不足を補う「ボールコントロールとパス」にほかならず、積極的に動いて相手にプ レッシャーをかけつつ前線で一撃を放って相手を倒すというスタイルは「まさにバルサの成功哲学だ」と論じた。(編集担当:柳川俊之)

ZAKZAK
  なでしこ“沢抜き”で米国撃破!知られざる舞台裏

2012.03.06
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20120306/soc1203061136001-n1.htm

殊勲の高瀬(19番)を称える、なでしこイレブン。最強のライバルを倒し、ロンドン五輪に弾みをつけた(AP)【拡大】
この強さ、ホンモノだ。ポルトガルで開催中の女子サッカーの国際大会アルガルベ杯1次リーグ最終戦で、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3 位の日本は昨年のW杯決勝以来約8カ月ぶりに対戦した同1位の米国に1-0で勝利。26戦目で史上初めて90分で世界最強の相手を倒した。“大御所”の MF沢穂希(33)=INAC神戸=は体調不良で会場入りせず。勝負を決めたのは後輩のMF高瀬愛実(21)=同。これまで大黒柱に頼ってきた「なでしこ ジャパン」だが、これが“沢頼み”から脱却する記念すべき1勝になるかもしれない。初優勝を目指す日本は、7日の決勝で同2位のドイツと対戦する。

 正真正銘、これで“世界女王”となった。

 大金星を挙げた直後、沢から主将の座を受け継いだMF宮間あや(岡山)は「うれしいですけど、まだまだ(私たちは)できるんです。本当に結果はうれしいけど…決勝にむけてレベルアップしていきます」と胸を張った。

 だが、試合前には報道陣が騒然とした。「絶対に米国を倒したい」と調整を行ってきた沢がベンチにいないどころか、試合会場にも着ていなかったのだ。日本協会からは「今朝、突然体調不良を訴えました」と発表された。

 主将を宮間に譲ったとはいえ、チームの精神的支柱である。選手の動揺が心配されたが、杞憂に終わった。いや、むしろ沢の不在でチームは一致団結した。

  その証拠に、試合開始からしっかりと試合のペースを握った。右ひざの故障に苦しんでいたFW永里優季(ポツダム)と、FW安藤梢(デュイスブルク)のW杯 組が、ようやく初先発。この2人が『守備するFW』のお手本のように、米国の攻撃を早めに摘み取れば、2列目の宮間が冷静に試合をコントロール。前半は ボール支配率でも圧倒した。

 後半こそ米国のパワープレーに押される場面もあったが、佐々木則夫監督(53)の采配がズバリ。後半20 分、FW高瀬、川澄奈穂美(ともに神戸)とDF宇津木瑠美(モンペリエ)を投入する“バクチ”に出ると、再び試合の主導権を握った。39分、宮間の左CK から相手DFの動きを的確にとらえた高瀬が「自分でもビックリしました」という、技ありのヘディングでゴールネットを揺らした。

 実は、 体格差と昨年のW杯決勝戦のリベンジに燃える米国代表戦を前に、「大量失点で負けなければいいけど…」と少々ビビリ気味だったのはほかならぬ沢。当然、他 の選手にもこれが伝染し、相手の分析ビデオを見ながら「怖いね」「大きいね」とネガティブな言葉が若手選手を中心に飛び交っていたという。しかし、そんな 雰囲気を打破したのが新主将の宮間だった。

 佐々木監督も、試合後には「(前夜)選手たちだけで長いミーティングをしてくれた。それを米 国戦でしっかり表現してくれた。どうもありがとうございます」と興奮冷めやらぬ表情で最敬礼。やはり“歴史的勝利”に気持ちも高ぶったのか、「今できるこ とはしっかりできたと思う。前半耐えながら、後半新しい選手が決めてくれるという筋書き通り。ノンフィクションの“スピルバーグ則夫”的にも、しっかりで きましたね」といつものオヤジギャクを炸裂させた。

 試合当日に発生した、沢の体調不良というまさかのアクシデントがチームをひとつにし た。これまでは、沢穂希という“大看板”がなでしこジャパンを引っ張ってきたのはまぎれもない事実。その沢も「若い選手はまだまだです。どんどんでてきて ほしい」と“挑発”するコメントで若手の奮起を促していたが、皮肉にも自身が不在のピッチで、夢みてきた「打倒米国」は達成された。

 米 代表のスンダーゲ監督(52)も「あれだけ中盤でボールをもたれてしまっては勝てない。日本はW杯のときよりボール保持がよく、縦への推進力も増した。今 後の女子サッカーの手本となるプレーをした。選手たちはスペースがなく、プレッシャーも受けて精神的に苦しかった」と完敗を認めた。

 ただし油断は禁物だ。この敗戦でプライドを傷つけられた米国が、血眼になって日本潰しにくるのは明らか。昨年のW杯優勝を日本に譲り、女子サッカーでは最も価値が高い五輪まで明け渡すわけにはいかないはずだ。

 米国は倒した。B組1位で初優勝を目指す日本は7日(日本時間同午後10時10分開始)の決勝でA組1位の強豪ドイツと対戦する。“沢不在”で偉業を達成したチームが、今後はどんな相乗効果を産むのか。

 一方で、この勝利はなでしこにとって大きな“プレッシャー”にもなる。なにしろ、ロンドン五輪に出場が決まっている球技の中で「メダルをとれるのはなでしこジャパンしかない」と断言する日本オリンピック委員会(JOC)関係者がほとんどなのだ。

 これまで、女子サッカーでW杯優勝と五輪両方で金メダルを勝ち取った国はない。まさにこの夏は、なでしこが本当に世界最強かどうかを証明する場になる。

 ■アルガルベ杯  毎年ポルトガル南部のアルガルベ地方で開催される女子サッカーの各国A代表による国際大会。五輪、W杯に次ぐ位置づけ。1994年に始まり、今年は12カ 国が参加。1次リーグは強豪がそろうA、B組と格下のC組で各4カ国に分かれて総当たり戦を行い、A組1位とB組1位が決勝を、2位組同士が3位決定戦を 行う。日本は昨年初出場で3位。2連覇中の米国が最多の8度優勝。

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